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07/20 宵に火星がアンタレスとならぶ

 6月22日に地球に最接近となった火星は、再び地球から遠ざかりはじめるが、まだ7月中は距離も近く明るく見かけの大きさもあって観望の好機が続いている。とくに7月20日にはさそり座の赤い1等星アンタレスの東側へ5.3度のところまでやってきてならぶので、宵の南の空にならんで輝く大小二つの真っ赤な星が人々の話題になるだろう。ただし、明るさの方は火星が−2等級とひときわ明るいのでアンタレスがいささか目立ちにくいかもしれない。月末になるとこの火星の近くに月がやってくるので、むしろ月と真っ赤な火星がならんで見えるようすの方に注目が集まるかもしれない。火星の見かけの大きさは、月初めにおよそ20″あるが月末には17″と小さくなってくる。



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