青島 靖10/28、11/2朝のリニア彗星

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画面左の球状星団はM3。右のリニア彗星の視直径(尾と直角方向の最大径で測定)は、上の10/28が約5'、下の11/2が約7'でした。2007年にバーストしたホームズ彗星の視直径は時間の経過に比例して大きくなりましたので、それと同様の変化をすると仮定すると、視直径は11/10に10'、年末に30'、3月初めに60'となると予想されます(ただし、ホームズ彗星はやがて淡化して見えなくなりました)。またバーストは10/17~18頃に発生したと推定されます。この彗星は今冬、ずっと明け方の東天にあり、好条件で追跡することが可能です。

#16462
2013年10月28日 4時51分21秒 露出 15秒
キヤノンEOS KissX4(ISO1600)、EF135mmF2L(開放)、ケンコーSkyMemoRによるガイド撮影
石川県白山市
望遠鏡:キヤノン EF135mmF2L
カメラ:キヤノン EOS KissX4
135mm
DPP+PhotoshopCS5(10/28、04:51:21~55:43 と 11/2、04:42:10~49:37 に撮影した各13枚の画像(露光は10/28が各15s、11/2が各30s)をDPPでRAW現像後、Photoshopでコンポジットし、レイヤーマスクによるかぶり補正後、トーンカーブ調整した完成画像とした上で合成し、投稿用リサイズ(5181x3804 → 1999x1468)。最後、エクセルで作成した視直径予想グラフを左上に追加)