1999年

晩秋の東の空からは、オリオン座をはじめとする冬の星座がいっせいに顔を出し、冬の訪れが近いことを教えてくれます。防寒具の必要な季節になります。大きく輪が開いた土星が7日に衝となって観望の好期になります。18日のしし座流星群は大出現の期待大です。

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ペガスス座が天頂に昇り、秋の星座探しの目印となっている。南の地平線近くには、つる座、ほうおう座、ちょうこくしつ座、ろ座といった聞きなれない星座たちがあるがどれも暗く見つけにくい。

北東の空には、おうし座、ぎょしゃ座、オリオン座、ふたご座など冬の星座が姿を現わし、夜空は一気に華やかさを増してくる。むしろ頭上に広がる秋の星座たちより良く目立つ。 北斗七星は地平線付近にあって見つけにくい。

 

16日、水星が太陽面通過。 水星が真っ黒な点となって太陽の端をかすめて通りすぎるのが見られます。実際には太陽を見るのと同じことなので、目を痛めないように気をつけましょう。


日付月齢天文現象
11/3(水) おうし座流星群の南群が極大のころ
11/4(木) 明け方、東南東の空で月と金星が接近
11/7(日) 土星が衝
11/8(月) 新月
11/13(土) 夕方、南南西の空で月と火星が接近


おうし座流星群の北群が極大のころ
11/16(火) 上弦


水星が太陽面通過
11/18(木) しし座流星群が極大
11/23(火) 満月
11/28(日) 月がプレセペ星団に接近
11/30(火) 下弦

   

水星…×16日に内合 太陽面通過
金星…◎明け方の東空 
火星…△夕方の西空 
木星…◎夕方の東空 
土星…◎夕方の東空 7日に衝 
天王星…○夕方に南中 11日に東矩
海王星…△夕方の西空 
冥王星…×夕方西空低空、見えない


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