ステライメージLite

一般の写真と違って、天体写真は撮影しただけでは綺麗な画像になりません。しかし、一見すると写っていないように見える画像の中にも、実はすばらしい天体の情報が潜んでいます。この隠れた情報を引き出すのが天体画像処理です。

また、星々の光は淡く、一回の撮影で写し取ることができる光は限られています。そこで、同じ天体を何度も撮影し、これを重ね合わせる「コンポジット」という手法を使うことで、見違えるような美しい天体が浮かび上がらせることができます。

このような処理を手軽に行えるのがステライメージLiteです。デジカメで撮影したたくさんのデータを取り込んで、これを正確に位置合わせをしながら重ねあわせていく「コンポジット」という処理を、人手を介さずに自動で処理します。またコンポジットした画像を、天体写真に特化したさまざまな調整機能を備えたインタフェースで、美しい画像に仕上げることができます。

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試用レポート

名取天文台のはたけさんによる、ステライメージLiteの試用レポートです。(月刊「星ナビ」2021年12月号掲載

デジタル一眼 天体写真入門 星雲星団を撮影しよう

天体撮影をはじめよう! 明るい場所でもできる星雲・星団撮影を初歩から解説します。

天体写真入門

主な機能

精密に位置合わせしながらコンポジット

コンポジット

昨今の天体撮影では常識となりつつある、多数の画像を用いたコンポジット処理を、高度に自動化。自動的に位置合わせを行いながら、多数の画像をコンポジットし、S/N比を向上させます。

天体画像に特化した画像調整機能

画像調整

スライダー操作により画像を調整。「スターシャープ」「スターエンハンス」「ノイズ低減」など、天体画像に特化した機能も搭載し、シンプルながら天体画像処理に威力を発揮します。

96ビットスーパーカラー処理

ステライメージは一般的な画像処理ソフトと異なり、画像処理の結果を、各色32bit = 約43億階調ものデータとして保持します。

96ビットスーパーカラー処理

繊細な天体画像を極力損失なく扱う、ステライメージの真骨頂です。

RAWデータでのダーク・フラット処理

センサーから得られたデータを、カラー化(現像)するよりも前にダーク・フラット処理することが可能です。

ダーク・フラット処理

カラー化される前のわずか一画素分のデータも無駄にせず、センサーの能力全てを使い切ることができます。