名和長泰太陽電池で記録した日食の明るさの変化

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同じ皆既日食でも、中心線に近いほうが明るさの変化が急に見えること、部分日食の場合の明るさの変化が意外に急であることに驚いた。 なお、久留米市での部分日食の最大食の時の明るさは、7月の日没前20分程度の明るさである。

#548
2009年7月22日 10時0分0秒 露出 120分
奄美大島北端, 福岡県久留米市, 中国・上海市南海岸
望遠鏡:その他
カメラ:その他
GaAs型(起電力約1V)を7個直列(共立電子)。電圧ロガー:EL-USB-3(分解能0.05V)(秋月電子)。各地で同じ機材を使用。
200mm
場所:奄美大島北端(皆既日食)[赤]、中国・上海市南部海岸(N30°43'04" E121°20'59" 皆既日食)[緑]、福岡県久留米市(N33°18'16" E130°32'37" 部分日食、最大食10:56:17 食分0.91)[青]。当日は、各地とも曇があり、光がさえぎられているので、実測のグラフ(彩度を下げている)はギザギザになっている。そこで、一番高い電圧をトレースし、左右対称に変化すると仮定して調整し、彩度の高い方のグラフを作った。時間は日本標準時。上海では皆既日食が終わって間もなく日程の都合で移動する時点で測定を中断した。