宮坂 雅博御射鹿池の怪魚

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深夜の御射鹿池に出現した、光る巨大な怪魚といった構図。 星空を直接撮影しない星景写真。 (画像中央部の水面に映る星は点像に近く、もっと奇妙なのは、右下のサソリ座の青い星のコマ収差が少ない!!(F1.8なのに)  仮説:より高度の低い星の光は水面に斜めに投影されるので、 レンズの前後方向へ引き延ばされる、 限定された斜めからの反射光しかレンズに入射しないのでコマ収差などが軽減される。 "水鏡”という言葉を使うなら、やはり天の川はクッキリ映らないとダメでしょうか?。

#2525
2010年6月5日 23時31分48秒 露出 56秒
三脚による固定撮影 F1.8 ISO6400
長野県奥蓼科御射鹿池
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark II
プロソフトンA(W)
24mm
CS5の新機能を試す(絶大な効果アリ)。 フォトショップCS5にてRAW現像。 SIGMAレンズ補正データベースより当該レンズの補正値を選択 (歪曲収差,色収差,周辺減光) ”境界線を調整”機能より、星空とカラマツ林の境界マスクを生成。 レベル補正、トーンカーブ。
インターバルタイマーを56秒(OFF-1秒 ON-56秒 99回)にセットしカマツ林をカメラから15m以上離れた場所から暖色系LEDを斜光照射。”インターバルタイマー斜光照明法”(下手な照明も数打てば当たるで1枚選択^_^;) (Transwarp technology でしたっけ? それほど凄くないです(^_^;) ISO6400で開放F1.8 56秒。。。これでやっと浮かび上がる。。。 (フレネルの式より、通常の天の川撮影時間の約4倍の露出量が必要 http://en.wikipedia.org/wiki/File:Water_reflectivity.jpg )