青島 靖2014年しぶんぎ座流星群

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今年のしぶんぎ群は、しし群やふたご群の様な派手な流星は少なく、短経路の暗い流星が多かったですが、数だけはたくさん流れました。2:00-5:00間、写真HRはずっと40-50台をキープしていましたので、この間の眼視HRは100を越えていたと思います。永続痕を伴う火球に近いものは画面内には2個。同時に複数流れることも多く、30秒露光で捉えた一コマの最大流星数は5個でした。群活動はメインの輻射点を中心に、周辺に数個の副輻射点、さらにその外側に幾つかの小輻射点が分布するという構造でした。

#18580
2014年1月4日 1時53分47秒 露出 30秒
キヤノンEOS 6D(ISO3200)、、Samyang35mmF1.4(絞りF2)、ケンコーSkyMemoNSによるガイド撮影
静岡県浜松市
望遠鏡:その他 サムヤン35mmf1.4
カメラ:キヤノン EOS 6D
ケンコーSkyMemoNS
35mm
DPP+PhotoshopCS5(雲が切れた、同夜4:05:44~13:02に撮影した13枚の画像をDPPでRAW現像後、Photoshopでコンポジットし、レイヤーマスクによるかぶり補正後、トーンカーブ調整してベース画像を作成。その上に、1:44:44~5:52:33に撮影できた169個の流星(うち群流星161個)を比較明合成し、投稿用リサイズ(5446x3636→1999x1335)。画面下部欄外に輻射点マッピング、HR推移、雲量グラフ、天候状況写真、を参考配置)
北陸では晴天を期待できないため、久しぶりに故郷の山へ里帰りしました。当夜の天気予報は最悪(曇り)でしたが、ダメモトで待っていた所、奇跡的に東西に流れる雲の切れ間に入り、薄雲に覆われる時間帯は多かったものの、ほぼ全経過をフォローすることができました。