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2005年6月22日 満月

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

今月は21日が夏至で、翌22日が満月だ。梅雨の盛りのころとあって太陽も月もお目にかかりにくいころだが、梅雨時は前線のちょっとした気まぐれで思わぬ晴れ間が出ることもある。そんなとき注目してみたいのが昼間の太陽の高さと夜の満月の低さだ。これはいつの年でも同じことなので今年にかぎったことでもないが、夏至と満月の日がほぼ同じになったので、あらためてそのようすを確かめてみるのもよいだろう。もちろん冬至のころの太陽の低さ、満月の高さも見てみたい。

日出没の時刻をみてみると、6月21日の夏至の日、東京の場合、日の出は4時25分で、正中時刻は11時42分44秒、日没は19時0分となっている。この時季はいかに日中の時間が長いかがおわかりいただけよう。ちなみに12月22日の冬至の日では、日の出6時47分、正中11時39分30秒、日没16時32分となり、昼間が短い。

その一方、満月は太陽の真反対側に月がやってくるときなので、夏至のころの満月の正中高度は低く、冬至のころの正中高度は高くなる。東京での6月22日の満月は正中高度わずか25度で、12月16日の満月は83度にもなる。数字でも驚かされるが、その高度差を実際に見て確かめてみてもほしい。