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2005年6月16日 月と木星が接近

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

日暮れの遅い6月の宵の南西の空では、このところ木星の明るい輝きばかりが人目を引いているが、6月16日の宵空では、この木星に月齢9.2の明るい月が接近して並ぶようすが印象的だ。じつはこの日の昼間、東南アジア方面では木星が月に隠されたのだが、日本ではそのようすは見ることができず、接近して見えるのは木星食後のながめということになる。月の近くにはおとめ座の白色の1等星スピカもいるが、月や木星の輝きに圧倒されて、ちょっとさえなくて目につきにくいだろう。

このころには、木星が宵の南西の空に早く傾くようになってきているので、観測しやすい今のうちにガリレオ衛星たちの動きをしっかり楽しんでおくようにしたいところだ。