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2005年6月5日 しし座の変光星Rが極大

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

宵の西の空に傾きはじめたしし座の頭部で、1等星レグルスの近くにある長周期変光星Rが、このころに極大光度になると予想されている。どれくらいまで明るくなっているか注目してみるとよいだろう。この変光星は周期310日ほどで4.4等から11.3等まで大きく明るさを変えるもので、双眼鏡なら、その真っ赤な色あいを印象的にとらえることができ、興味をそそられることだろう。1等星レグルスの西側にあるので、双眼鏡でも見つけやすい位置にあってとらえやすい。

変光星は、その時1回かぎり見たのでは普通の恒星と変わらないので、長期間、何度か光度を目測してその明るさの変化を追ってみるようにすると、その面白さが味わえる。長期間の追跡によって光度曲線が得られたときのうれしさには格別なものがある。