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2005年5月 夕空で宵の明星を探そう

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

3月29日に太陽の向こう側にまわって外合となった金星は、それ以来、宵の明星として夕方の西天へ姿を見せてきている。これまでは高度も低く目を引く存在となっていなかったが、5月中旬以後は日没時の高度も10度を越えるようになり、夕焼け空の中で輝く姿が見られるようになってくる。とはいっても、これからしばらくの金星の高度はあまり高くならず、20度を越えるようになるのはやっと11月に入ってからのことになる。ただ、金星の明るさは-4等級台と明るいので目につきやすいことはたしかで、宵の明星としてこれから話題になってくることだろう。東方最大離角は11月4日で、最大光度は12月9日となる。