自動化をより進めた最新バージョン

ワンタッチで“星マスク”生成

マスク機能は、Ver.6で実装された機能で、星雲や銀河などの天体対象だけを処理したいときや、逆に天体対象以外だけを処理したいときに利用するものだ。そのためにマスク(=保護)するための「マスク画像」を用意しなければならない。

たとえば、星雲の画像処理では対象天体のコントラストを強調するが、単純にトーンカーブやレベル調整を用いると、星像が飽和・肥大化して作品全体のシャープさが損なわれてしまう。そこで恒星のみをマスクし、強調処理がかからないようにする手法が使われる。

今までは、処理用の画像を複製し、モノクロ化した上でさまざまなフィルターをかけることによってこうした“星マスク”を生成していたが、「7」では、「選択マスク作成」で“星マスク”をワンタッチで作成できる機能が用意された。マスク画像を作るのは難しいと諦めていた人には朗報だし、上級者にとっても処理工数の大幅削減が期待できる。

選択マスク機能で星マスクを生成

選択マスク機能で星マスクを生成 従来はミニマムフィルターを駆使して、何ステップも使って「星マスク画像」を作っていたが、「7」ではチャンネルパレットの「選択マスク作成」をクリックするだけで作成できるようになった。