PbOバラ星雲付近のHII領域

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普通ならバラ星雲(NGC2237-9,46)の南に点々と続く赤い星雲を撮る為にもっと南に向いたアングルとなるのですが、コーン星雲(NGC2264)とバランスの良いアングルとしています。そのお蔭かコーン星雲の北から入ってきている暗黒星雲B39が良くわかります。コーン星雲の西に広がる星雲の中にある散開星団CR105は黄色で印象的です。更にその西には「エックス」みたいな青い散光星雲IC2169が在ります。バラ星雲に隣接する様に北東にある円形構造は超新星爆発残骸だそうです。バラ星雲の南にはSh2-280,282と小島の様な星雲が続いています。(片山 徹)

#18660
2013年12月1日 0時45分4秒 露出 24分
90sec×16
静岡県 天城高原
望遠鏡:ペンタックス FA*85mmF1.4
カメラ:キヤノン SEO-COOLED X2(LT)
ISO1600、絞りF2.8、WB太陽光、長時間NRオフ、レンズはPK-EOSで接続、アイベル社製ポタ赤CD-1で恒星時ガイド
85mm
StellaImage7で共通ダークを引いたRAW画像16コマを加算平均してPhotoshop5.0も使って画像処理、右はRチャンネルを反転して強調処理、ノートリミングで左が北となります。
11/30に天城高原で小林氏(PbO)と片山(PbO)で共同撮影からの15thリリースです。ラブジョイが昇ってくるまでSXP赤道儀で代表的な星雲を直焦撮影する傍らで「ポタ赤CD-1+IR改造X2+85mm望遠」でHII領域を中心に次々撮影してみました。