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2005年11月7日 火星が衝

(説明図)
ステラナビゲータ Ver.7 で作成

10月30日に地球に最接近となった火星は、1週間後の11月7日、太陽の真反対側にやってきて衝となる。火星は午後5時ごろには東の空から昇り、真夜中に高く昇りつめ、午前7時ごろ西へと姿を消す。つまり、一晩中、-2.3等の赤くて明るい輝きを放って見えているわけだ。

火星はおひつじ座の頭部とプレアデス星団の中間のあたりに見えているので、秋の星座というよりむしろ冬の星座たちに近く、にぎやかな明るい星たちとともに異様さをただよわせるようなイメージで見えている。  見かけの大きさはまだ20秒角あるが、火星の動きは速く、11月下旬には17秒角と小さくなり、12月末には12秒角へとたちまち小さくなっていく。接近のころはできるだけ集中して火星面に注目しておきたい。

数多く送りこまれた火星探査機のおかげで、火星世界のようすは相当詳しく明らかにされてきているが、望遠鏡で見るその表面のようすは、それとはまた別の楽しさを味わわせてくれるものだ。