南の空高く、ふたご座の中で土星が輝いています。天頂から南の中天では冬の星座たちがせいぞろいし、オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンを結んだ冬の大三角がよく目立ちます。

東西の低い空を見ると、東には-2.5等の木星、西には-4.1等の金星がそろい、みごとな輝きを放っています。

2月は、そろそろ観察シーズンの始まった木星と、下旬ごろは月が金星や火星に近づくのに注目しましょう。24日から26日にかけて西空で月齢4〜6の細い月が金星と火星に次々と接近します。このようすは双眼鏡で楽しむことができます。また、天の星と地上の風景を構図に入れた星景写真を撮影してみるチャンスです。