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秋の星空を楽しもう

2006年この秋のポイント

2006年9月8日 部分月食

2006年9月8日 部分月食

 9月8日の未明、満月が18.9%ほど欠ける部分月食が全国で見られる。食の開始は3時5分、もっとも大きく欠けるのが3時51分、終了が4時38分となる。月は西に大きく傾いており、西の視界が開けたところで観測するようにしたい。また、西日本ほど月が高く好条件で見られる。なお、すぐ近くには6日に衝となった天王星があり、オーストラリア方面では月食の前に天王星食が見られる。日本でも、双眼鏡を使えば月と天王星を同時に見ることができるだろう。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による食最大の時の月を拡大表示(8日3時51分)。アニメーションでは、月を拡大表示し、部分月食のようすを2時半から5時まで再現します。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。
snsファイル[部分月食.sns]

2006年10月6日 中秋の名月

2006年10月6日 中秋の名月 天保暦(いわゆる旧暦)8月15日の月は「中秋の名月」として知られており、お月見をするのがならわしとなっている。今年の場合は例年より少し遅く10月6日が十五夜で中秋の名月だ。満月1日前のことなので、ほんのわずかに欠けているものの、美しい月を楽しめることだろう。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による、6日21時の月を拡大表示。アニメーションでは、南東の空を表示し、その後、月を拡大する。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。
snsファイル[中秋の名月.sns]

2006年11月9日 水星の太陽面通過

2006年11月9日 水星の太陽面通過

 11月9日の早朝、水星が太陽面上を通過していく現象が全国で見られる。水星は太陽の表面に見える黒点に比べてかなり小さく、黒点よりずっと黒っぽく見えるだろう。太陽面を見ることになるので、減光方法などに注意して安全に見るようにしたい。太陽投影板に投影して見るのが一番よいだろう。水星は日の出の時点ですでに太陽面にあり、完全に出るのは9時10分である(東京の場合)。なお、次に日本で水星の太陽面通過が見られるのは26年後、金星の太陽面通過が見られるのは6年後となる。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による太陽面の拡大。アニメーションでは、日の出から時間を進め、水星が太陽面を通過していくようすを再現する。現象の時刻や見え方は東京のものを表示しているので、ご自分のところではどう見えるのか、観測地を変えて確かめてみよう。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。
snsファイル[水星の太陽面通過.sns]

2006年11月18日 しし座流星群が極大

2006年11月18日 しし座流星群が極大

 2001年の大出現以来すっかり有名になったしし座流星群だが、今年も11月18日から19日にピークになると予想されている。2001年ほどの活動は見られそうにないが、それでも1時間に100個近い出現が予想されており、目が離せない。月明かりの影響もほとんどない好条件なので、18日と19日はじっくりと観測してみよう。

※右の星図は、ステラナビゲータVer.7による18日1時の東の空。アニメーションでは、18日1時から日の出前まで時間を進める。放射点を中心に流星が飛ぶようすがわかるだろう。

ステラナビゲータ Ver.7 snsファイルステラナビゲータ Ver.7で実際の星空の動きがご覧いただけます。
snsファイル[しし座流星群が極大.sns]

秋の星見は「ステラナビゲータ Ver.7」

ステラナビゲータ Ver.7

 「ステラナビゲータVer.7」は空の上で運動している、星、月、太陽などの天体の動きを本物のように再現するソフトウェアです。その日に見える惑星の位置を確認したり、星雲・星団の位置を確認したりと便利にお使い頂けます。

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