2004年6月8日 金星が内合

(説明図)

8日、金星が地球と太陽の中心を結んだ直線上の位置にやってきて、内合となる。今回は公転軌道の傾きにより滅多に見ることができない「太陽面通過」も見ることができる。今回の「太陽面通過」については、金星が太陽面通過を参照してほしい。

内合の後、金星は太陽の西側へまわって、夜明け前の東天に「明けの明星」として姿を見せることになる。金星が実際に明け方の空に見えるようになるのは6月下旬ごろからで、7月15日には-4.5等級の最大光度、また、8月18日には西方最大離角となる。