2004年6月8日 金星の太陽面通過

(説明図)

8日、丸い真っ黒な金星が、明るい太陽の表面を通過する「太陽面通過」の現象が起こる。日本で見られる金星の太陽面通過は、1874年(明治7年)以来、じつに130年ぶりとなる。次回は2012年6月6日だが、さらにその次となると、2117年12月11日となるので、今回の現象は絶対に見逃せない。太陽面通過は「内合」時に起こる現象だが、「内合」については、金星が内合となるを参照してほしい。

金星の見かけの大きさである視直径は、太陽のおよそ1/30である1分角あるので、黒い金星の姿は肉眼でも確認できるだろう。ただし、減光方法に十分注意を払い、安全に観測していただきたい。

なお、東京での潜入時刻は14時11分、日没は18時55分となっている。

関連リンク: 【特集】2004年6月8日 金星の日面通過