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01/10 夜明け前の西の空で皆既月食

 1月10日の夜明け前、西の空へまわった満月が地球の本影に入り皆既月食を起こし、全国で見られる。なにしろ年明け早々、今世紀最初の月食なので見逃せない。皆既の継続時間は1時間02分におよぶすばらしいものだが、東京付近では月食が終わる前に月は西に沈んでしまい全経過は見られない。ただし、西日本や北日本では月没前に月食が終わるので全経過を見ることができる。東京での月没は午前6時59分で、日の出が午前6時51分なので、月食の後半は各地とも東の空が明るくなってしまう。西の空低いところでの見ものなので、西の方向の視界が低空までよく開けた場所で観測するようにしたい。なお、月食中にふたご座δ星が月に隠されるので、これにも注目したい。



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