どの方向を見ればいいの?

全天を広く見渡そう

流星は放射点の方向から飛んできますが、いくつもの流星の流れた跡をたどって行くと放射点で交わるのであって、実際には空のいたるところに流れます。したがって必ずしも放射点の方向にこだわる必要はなく、空を広く見渡すのがよいでしょう。見晴らしのよい場所で、冬の星座や星を楽しみながら空を眺めることをおすすめします。

14日夜9時から15日朝3時まで、星空に流星が飛ぶ様子。全天どの方向にも流れることがわかる。また夜半ごろには下弦の月が昇ってくる(ステラナビゲータでシミュレーション)。

モバイルアプリで星座探し

モバイル製品情報

流れ星を待つ間は、星座探しをしてみましょう。iOS用の「iStellar」「iStellar HD」やアンドロイド用「SmartStellar」などのモバイルアプリを使えば、星や星座の名前がすぐにわかります。

※まぶしくないように、画面の明るさを調整しておくとよいでしょう。

明かりのない方向を中心に眺めよう

月が昇ってくると月のある方向は眩しく流星が見辛くなりますから、月を直視しないようにしたり、月に背を向けて見るようにしたりするとよいでしょう。

同じ理由で、街灯がない方向を見たり、町明かりが少ないところで観察したりすれば、多くの流星が見えるかもしれません。

安全に気をつけて、楽な体勢で

流星を観察するために長時間夜空を見上げ続けていると首が痛くなります。アウトドア用のチェアやベッドを用意できればベストですが、グラウンドシートに寝転がって見るのも快適です。ただし、車の往来がある駐車場ではたいへん危険ですので寝転がるのはやめましょう。

ソラリラ(星空ベッド)

ベッドに寝転んで観察すれば楽に広い範囲を見渡せます
(画像はビクセン「ソラリラ(星空ベッド)」)

寒さ対策もじゅうぶんに

とても寒い時期です。しっかり寒さ対策をして流星観察を楽しんでください。

流れ星観測の教科書

天体観測の教科書 流星編

星ナビ.com「こだわり天文書評」で、流星観測の実践をかゆいところまで手が届くように紹介した「天体観測の教科書 流星編」の書評を掲載。

写真観測やビデオ観測に挑戦

流星観測のすすめ

目で見て楽しんだり数えたりするだけでなく、写真やビデオを使った観測にも挑戦してみましょう。「流星観測のすすめ」で方法を紹介。

観察や撮影にあると便利なグッズ

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HEDDY-RW

白色光と赤色光のヘッドランプ。明るさは3段階切り替えで角度調整も可能
(※販売終了)

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ソラリラ

折りたたみ式の星空ベッド。楽な姿勢で空を眺められます。双眼鏡などを収納できるポケット付き

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タイマー・
リモートコントローラー

タイマー機能付きカメラリモコン。撮影はカメラ任せで空を眺めましょう

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ナノ・トラッカー

簡易赤道儀。デジタル一眼レフやミラーレス一眼で流星撮影が楽しめます。「ポラリエ」や「MusicBox EQ II」も

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