岡崎・レビー・ルデンコ彗星(1989年) C/1989 Q1

1989年8月24日、岡崎清美さんが、翌日レビー氏、翌々日にルデンコ氏が発見した彗星です。同年11月には5等台まで明るくなりました。


(山田由雄氏撮影の岡崎・レビー・ルデンコ彗星の写真)

撮影者:
山田 由雄
撮影日時:
1989年11月3日 4時55分、露出 2分
撮影地:
福島県須賀川市小塩江
撮影機材等:
ニコン FM2、タカハシ ε-160(fl=530mm F3.3) + ×1.4コンヴァージョン(合成fl=742mm 合成F4.6)、コダック エクター1000、タカハシ EM-100で自動ガイド
撮影者コメント:

当時はε-160でメシエ天体110個を撮影していました。この彗星は日本人の発見した彗星として何度か撮影しています。この日は6等ほどで、尾は3度くらい写りました。尾が少し曲がって写っており面白い彗星として記憶しています。ハレー彗星がこの光学系でちょうどでしたからこの彗星もよく写ったほうでした。


(堀金弘通氏撮影の岡崎・レビー・ルデンコ彗星の写真)

撮影者:
堀金 弘通
撮影日時:
1989年11月25日 28時50分、露出 約5分
撮影地:
福島県霊山町
撮影機材等:
ペンタックス ME-super、SMC 50mm F1.4開放、2倍テレコンバータ使用、コニカ GX-3200、ビクセン スーパーポラリス赤道儀にて手動ガイド
撮影者コメント:

10月にこの彗星が明るくなると知り、当時住んでいた米沢市から何度も遠征(浄土平や相馬など)を試みましたが天候に恵まれず、好条件で見られたのはこの日だけでした。

4時半頃、彗星を発見し、しばし観望。そのあと薄明に追われるように撮影を開始しました。彗星のガイド撮影はこれが初めてだったこともあり、スラリと延びたイオンテールと共に、いまでも大変印象深い彗星です。