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キヤノン EOS Kiss Digitalによる北アメリカ星雲

キヤノン EOS Kiss Digital + 12cm F5アクロマート屈折式望遠鏡

(北アメリカ星雲の写真)
タイトル:
「光害地での北アメリカ星雲」
撮影者:
森 栄二
撮影日時:
2005年5月5日 1時0分0秒〜5時0分0秒、露出 2分〜6分×60枚
撮影地:
アメリカ合衆国カリフォルニア州 自宅裏
撮影機材等:
中国製(シンタ)アクロマート屈折式望遠鏡(D=12.7cm F5) + セレストロン シュミカセ用レデューサー(合成F3.15)、キヤノン EOS Kiss Digital(IRカットフィルタ除去、CMOSセンサー裏に放熱板)、アストロノミック Hαフィルタ、オリオン テレスコープ電動フォーカサー、シンタ EQ6赤道儀(ガイドポート追加改造)、自作シャッターコントロール装置
ステライメージ4にてRAW画像を、合成、トーンカーブ補正、擬似カラー化
コメント:

オレンジ色の外灯のある光害地で、どこまで北アメリカ星雲が撮影できるか挑戦してみました。撮影日は透明度も悪く、肉眼では白鳥座を構成する星がやっとみえる程度でしたが、北アメリカ星雲とその背景のガスを写すことができました。

画面全体が赤いのですが、光害ではなく殆どは星雲の光によるものです。カラーセンサーのデジタルカメラで赤い星雲を撮影すると、RGGBのRだけしか使われないので、他の部分が抜け落ちたようになり解像度が下がり、ざらついた画像になります。それを補うためには、多くの枚数を合成する必要がありますが、フィルタの無いモノクロセンサーを搭載したデジタル一眼レフが発売されれば、こういう苦労も少なくなりますね。