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キヤノン EOS 350Dによるダンベル星雲

キヤノン EOS 350D + 25.4cm 反射式望遠鏡

(ダンベル星雲の写真)
タイトル:
「光害地でのダンベル星雲」
撮影者:
森 栄二
撮影日時:
2005年7月28日 23時0分〜24時0分、露出 Hα(1分〜8分)、OIII(1分〜15分)
撮影地:
アメリカ合衆国カリフォルニア州 自宅裏
撮影機材等:
中国製 反射式望遠鏡(シンタ製)(D=25.4cm fl=1200mm)、キヤノン EOS 350D(OIII)(ISO 1600)、キヤノン EOS Kiss Digital(Hα)(ISO 1600)、シンタ EQ6赤道儀、アストロノミックHαフィルタ(半値幅6nm)、セレストロン OIIIフィルタ
IRカットフィルタを除去した旧EOSキッスにて、Hαフィルタを使って撮影した画像を赤に、新EOSキッスとOIIIフィルタを使って撮影した画像を、青と緑に割り当ててステライメージ4にてRGB合成。 それぞれの画像は、RGB合成前に複数枚合成。ステライメージ4では、新EOSのRAWファイルの展開ができないので、一旦キャノンのユーティリティソフトを使ってTIFFに展開後合成。RGB合成前、EOS350Dで撮った画像をEOSキッスと同じサイズにサイズ変更する必要があるのですが、ステライメージ4では、RGB合成の際にサイズ変更ができません。 また合成の際、拡大縮小は自由にできるのですが、ウィンドウに表示されている位置を変更することができないので、合成に手間取りました。
コメント:

光害地でも、帯域の狭いフィルタを使って、RGB画像を別々に撮るようにすると、コントラストの高い画像が得られますね。セレストロンのOIIIフィルタは、2インチのものでも1万円程度で売られていますが、 今まで使用していたナローバンド光害防止フィルタよりもかなり狭いようで、EOS350Dを使って10~15分の露出時間で撮影しても、画面が真っ白になりません。赤い色として割り当てたHα画像ですが、カラーセンサーの1/4しか利用されないため、解像度も低く、ざらざらした画像になるので、もうちょっと合成枚数を増やす必要がありそうです。 もっとも、モノクロデジタル一眼が出れば、こんな苦労はなくなりますね。