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キヤノン EOS 20Dによるオリオン大星雲

キヤノン EOS 20D + セレストロン C5

(M42 オリオン大星雲の写真)
撮影者:
森 栄二
撮影日時:
2004年11月14日 22時30分〜24時、露出 5分 + 6分 + 6分 + 7分
撮影地:
アメリカ カリフォルニア州
撮影機材等:
セレストロン C5 シュミットカセグレン望遠鏡(D=5インチ=12.7cm) + セレストロン レデューサ、セレストロン 光害防止フィルタ、キヤノン EOS 20D(ノイズリダクション:OFF)、中国製(シンタ) EQ6赤道儀
20D付属のソフトウェアでJPEGに変換後、GIMPにてトーンカーブ調整、その後レジスタックスにて合成の後、再びGIMPにて色調変更、リサイズ
撮影者コメント:

ガイド鏡に使っていたC5を使いオリオン大星雲を撮影してみました。撮影は、オレンジ色の街灯の輝く自宅裏で行いました。C5は手持ちの筒の中で一番小さい部類に入るのですが、意外とよく写ります。

この大きさの筒は飛行機にも簡単に持ち込めるので、遠征先で撮影することもできます。C5の焦点距離は1270mmですが、セレストロンのレデューサを使うと焦点距離が800mmとなります。レデューサなしEOSと組み合わせると、月や太陽を画面内に綺麗におさめることができますし、レデューサを使うと、干潟星雲やオリオン大星雲を画面内におさめることができます。

新品で購入したのですが、光軸調整が完全でなかったため画像が悪く当初がっかりしましたが、光軸調整を行ってからは気に入って使っています。

20Dでは、ノイズリダクションを使うとノイズが劇的に下がるのですが、今回はOFFにして撮影してみました。EOS Kissは10Dよりもノイズがかなり低いのですが、20DはそのEOS Kissよりも劇的にノイズが下がっています。Hα領域の感度は上がっているような印象を受けました。

右下隅に、わずかな赤被りが見られます。ISO 1600で10分〜20分位の露出時間だとわずかに右下が赤くなってくるのが解ります。ホットピクセルや赤被りは、EOS Kissや10Dに比べると劇的に少なくなっています。