スイフト・タットル彗星(1992年) 109P

1862年の出現以来、行方がわからなくなっていましたが、1992年9月26日、木内鶴彦さんが検出。有名なペルセウス座流星群の母彗星として知られています。次は2126年に回帰します。


(柏木周二氏撮影のスイフト・タットル彗星の写真)

タイトル:
「109P/スイフト・タットル彗星」
撮影者:
柏木 周二
撮影日時:
1992年11月29日 19時
撮影地:
大分県直入町黒岳
撮影機材等:
ペンタックス SPF、タカハシ ε-200(D=20cm F4)、H2TP2415、タカハシ NJP
撮影者コメント:

ペルセウス座流星群の母天体であるこの彗星は当初の回帰が予報されていた1981年頃には検出されず、やきもきされていました。その頃マースデンが「以前にも出現していたらしいのを含めて計算すると1992年11月頃になるかもしれない」という情報を元に、広範囲で探索を行なっていましたが、秋の体育大会当日(9月27日未明)観測を休んだその日、木内鶴彦さんが眼視的に(11.5等)発見しました。


(山口猛氏撮影のスイフト・タットル彗星の写真)

撮影者:
山口 猛
撮影日時:
1992年11月21日 18時16分0秒、露出 21分
撮影地:
岐阜県恵那市武並町
撮影機材等:
タカハシ ε-160、フジ HG-400、タカハシ EM-200赤道儀により自動ガイド(メトカーフ法)
撮影者コメント:

星雲星団や彗星の撮影に熱中していた頃、ペルセウス座流星群の母彗星が見つかり、2〜3か月追い続けた星である。新しく導入した自動ガイド装置(確か天文ハウスTOMITA製のEM-200用ガイドユニット)を使用して初めてメトカーフガイドを行ったもので、細く淡い尾がうまく写った記念の1枚。