C/2001 A2 リニア彗星特集 C2001 A2 リニア彗星
最新写真報告
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■ 2001年6月29日〜7月2日紹介分

 

※各画像はクリックで拡大します。撮影者名の部分のリンクは、撮影者のウェッブサイトへのリンクです。

 

● 2001年7月2日紹介


金野さん撮影のリニア彗星 2001年7月2日午前2時2分〜各コマ2分露光
ステライメージ3にて3コマをモザイク合成
撮影者/金野栄敏 撮影地/岩手県花泉町
撮影機材/タカハシ・イプシロン160(口径16cm, F3.3)+冷却CCDカメラ (SBIG ST-9E)

●撮影者コメント: やっと晴れてくれました。良い透明度の空に恵まれ、肉眼でも彗星を見つけることができました。

岩手県大野村で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月30日 2時16分〜35分 60秒露出を4枚コンポジット合成後4×4ソフトビニング
撮影者/野田 司 撮影地/岩手県大野村
撮影機材/自作5cmF4アクロマート屈折望遠鏡+ビクセンLV25mmでコリメート撮影 (264mm相当)、カシオQV-3000EXデジタルカメラ

●撮影者コメント: 26日に苦労して見付けたのが嘘のように、はっきりと見えました。7×50双眼鏡でも淡い尾が、肉眼でも存在が確認できました。

※ 野田さんのデジカメ撮影ノウハウは『星ナビ2001年7月号のデジカメ特集でも紹介されています。


豊頃町で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月30日午前1時53分〜5分露光
撮影者/片山 昭仁 撮影地/北海道中川郡豊頃町
撮影機材/タムロン300mmF2.8レンズ→絞り開放、ニコンF2カメラ、タカハシEM200赤道儀
フィルム/コニカ センチュリア800。画像は一部拡大。

●撮影者コメント: あいにく雷雨の後と霧が発生し、その中での撮影でしたので肉眼では確認できませんでした。霧の中で8cmの双眼鏡で楕円の光芒を容易に確認することができました。核らしきものは確認できませんでした。


田中一幸さん撮影のリニア彗星 現地時間2001年6月29日午前2時55分〜
(日本時間29日午後5時55分〜)
R:1分x3枚、G:1分x6枚、B:1分x3枚、計12分
撮影者/田中一幸 撮影地/アメリカ・アリゾナ州ツーソン郊外
撮影機材/ベーカーシュミットカメラ (口径20cmF2.3)+冷却CCDカメラ (Apogee AP2Ep)
※視野は画面対角で約2度

●撮影者コメント: 天候は良好で、肉眼でも彗星を確認することができました。近くの恒星5.2等と4.7等の中間程度の明るさなので、彗星は4.9等級。20分の連続撮影では、イオンテイルが分単位で変化していく様子が確認されました。高度が高くなるにつれ日々写りが良くなっているので、今後数日間の観測がおおいに期待されます。

富士山須走五合目駐車場で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月27日午前2時58分〜30秒露光
撮影者/田島光浩 撮影地/富士山須走五合目駐車場
撮影機材/ニコンAFニッコール300mmF2.8→絞り開放、富士写真フイルム ファインピックスS1プロ デジタルカメラ (感度設定: ISO1600) Vixen SP赤道儀

富士山スカイライン新五合目駐車場で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月27日 2時34分〜10分露光
撮影者/金井憲一(星を観る会) 撮影地/富士山スカイライン新五合目駐車場
撮影機材/ビクセンFL102S(D=102mm,f=920mm,F=9)直焦点撮影、ペンタックスMZ-3カメラ、ビクセンGP-D赤道儀+スカイセンサー2000PCによる彗星核自動追尾。
フィルム/フジカラーSUPERIA1600(ISO1600)
同時プリントから中央部80%トリミング、市販ソフトで画像処理。

●撮影者コメント: 先日リニア彗星を撮影しました。素人写真で恐縮ですがお送りいたします。会のホームページにも載せました。スカイセンサー任せの撮影です。


静岡県小山町 富士山須走口五合目で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月26日 3時03.0分〜3時07.5分 露出4.5分
撮影者/沼尻 裕 撮影地/静岡県小山町 富士山須走口五合目
撮影機材/PENTAX 100SDUF 400mmF4、ニコンF3カメラ、タカハシ EM-200赤道儀+ST-4により恒星ガイド、600mm相当にトリミング
フィルム/エクタクローム E200 (2倍増感)

●撮影者コメント: 7x42mmの双眼鏡で良く見えましたが、尾は全然見えませんでした。光度は4等級と見積もりましたが、肉眼では確認できませんでした。画像では、頭部が視直径15分以上、尾の長さは1度ぐらいのようです。長い尾を期待していたため、バランスの悪い構図になってしまいました。

三重県美杉村で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月25日 3時15分〜5分露光
撮影者/大塩哲也 撮影地/三重県美杉村
撮影機材/ニッコール105mmF2.5レンズ→絞り開放、ニコンFM2カメラ、ビクセンGP赤道儀

●撮影者コメント: 薄もやのかかる天気の中、あまり条件は良くありませんでしたがど素人の私でも撮影できました。尾もかすかに写ってます。


 

● 2001年6月29日紹介


国内で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 (疑似カラー) 2001年6月28日 午前3時16分〜30秒露光x16枚、計8分 疑似カラー
撮影者/門田健一 撮影地/埼玉県上尾市
撮影機材/18cmF5.5反射+冷却CCDカメラ

●撮影者コメント: 梅雨の晴れ間から捉えたリニア彗星。コントラストを上げると、コマに取り囲まれた巨大な姿が現われる。淡いコマまで含めた視直径は16分角で、CCD光度は5.8等であった。南西の方向に尾が延びているようだが、はっきりしない。

国内で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 国内で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 2001年6月27日 未明
(上) R:2分x2枚、G:2分x2枚、B:2分x1枚、計10分
(下) 1分x14枚、計14分
撮影者/宇都正明 撮影地/静岡県磐田郡豊岡村
撮影機材/ペンタックス100SDUF (400mmF4)+冷却CCDカメラ (SBIG ST-7E)

●撮影者コメント: 国内でも7×50双眼鏡や35mmファインダーで楽に見えます。コマは明るく、また周囲に星がないところなので、簡単にそれと判りました。見つけるのにそう苦労することはないと思いますよ。晴れさえすればですが・・・。

台湾で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 現地時間2001年6月26日 午前3時40分〜7分露光
(日本時間26日午前4時40分〜)
撮影者/林志隆、曾郁丹 撮影地/台湾、YuanFeng (標高2750m)
撮影機材/180mmF2.8レンズ→絞り開放、ニコンFM2カメラ、ビクセンSP-DX赤道儀
フィルム/コニカ・センチュリア200

アメリカ・アリゾナ州で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 アメリカ・アリゾナ州で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 (左) 現地時間2001年6月24日 午前3時15分〜
  (日本時間24日午後6時15分〜)
  R:1分x2枚, G:1分x4枚, B:1分x3枚、計9分
(右) 現地時間2001年6月24日 午前4時43分〜
  (日本時間24日午後7時43分〜)
  1分x2枚、計2分 赤外カットフィルター使用
撮影者/田中一幸 撮影地/アメリカ・アリゾナ州ツーソン郊外
撮影機材/ベーカーシュミットカメラ (口径20cmF2.3)+冷却CCDカメラ (Apogee AP2Ep)
※視野は画面対角で約2度

●撮影者コメント: 明るさは5等級。空の暗さと透明度が一級のアリゾナ州ツーソン郊外では、肉眼でも容易に見ることができました。M31より若干暗い感じです。薄命が始まっても30分ほどは肉眼で見ることができます。口径6cm望遠鏡の36倍では、核らしいものがはっきりとは見えません。ベーカーシュミットにアイピースをつけてみても中心がやや明るい程度で核らしくはないです。画像データでも核がぼやけており、昨年のリニア彗星 (C/1999 S4) と似ています。

台湾で撮影された C/2001 A2 リニア彗星 現地時間2001年6月22日 午前3時44分〜6分露光
(日本時間22日午前4時44分〜)
撮影者/林啓生 撮影地/台湾、YuanFeng (標高2750m)
撮影機材/ペンタックス100SDUF II (400mmF4)、ニコンFM2カメラ、タカハシEM-200赤道儀
フィルム/フジカラー・スーパーGエース800

 

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