SKYWATCHAR連動企画 リニア彗星

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リニア彗星を探そう!《1》
〜双眼鏡を連れて行こう!〜
リニア彗星は、夜空で誰の目にもとまるほどの大彗星ではありません。はじめて彗星をさがそうという人は、それなりの準備と工夫が必要です。

双眼鏡をつれて行こう!

イチオシアイテム(1)
双眼鏡 理由:好きなところへ持っていけるから。

双眼鏡 リニア彗星を少しでも良い条件で見るためには、まず第一に、星のよく見える場所に出かけることを優先したいものです。
   ★ちょっと近所へ
    ★家族と郊外へ
     ★秘密の観測地へ
・・・
と出かけるとき、手軽に持っていける機材ということで、双眼鏡をオススメします。


 双眼鏡の光学的な仕様は、倍率×口径で表わされます。7×50なら倍率7倍で口径50mmということです。
双眼鏡の使い方のページもごらんください。)

双眼鏡を三脚に固定しよう
双眼鏡+三脚 彗星のような淡く広がる天体を見る場合は、口径の大きい双眼鏡ほど有利です。ただし、口径が大きくなるほど双眼鏡も大型になり、手で支えるのがつらくなってしまいます。

 そこで、倍率が高めで口径が大きい双眼鏡は、三脚に固定して使うのがポイントです。カメラ用またはビデオ用の三脚で、なるべく丈夫でしっかりしたものがよいでしょう。しっかりした三脚に固定すれば彗星の見え味もダンゼンアップしますし、みんなで順番に同じ視野を覗くこともでき、楽しさも倍増です。

三脚アダプター

 三脚に固定するには、双眼鏡メーカーから発売されている三脚アダプター(またはビノホルダー)が便利です。


空のものさし、双眼鏡の実視界

 実視界とは、双眼鏡を覗いたときの円い視野の直径が、じっさいの空でどれほどの範囲になるかを角度で表わしたものです。双眼鏡の実視界を調べておくと、彗星のコマ(頭部)の大きさがどのくらいに見えているか、とか、尾の長さが何度くらいに見えているか、というふうに、彗星の見かけの大きさを測るときに、空のものさしとして使えます。

実視界

 たとえば彗星の尾が、実視界7度の双眼鏡で視野2つ分に見えたとしたら、尾の長さはおよそ14度(7度×2つ分)と見積もることができます。実視界の数値は、双眼鏡によって異なりますが、双眼鏡の本体に記されていることも多いようです。星図と見比べるときなど、覚えておきたい数値です。


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はじめての彗星さがし

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