2005年 火星大接近ギャラリー(No. 12)

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(いらつこ氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「2005年接近期の火星展開図」
撮影者:
いらつこ
撮影日時:
2005年9月12日〜11月12日、露出 9月12日、10月2日、10月12日、10月27日 1/25秒、その他は1/33秒、いずれも10fps
撮影地:
京都府宇治市
撮影機材等:
タカハシ ミューロン 210、LE18mm、Philips ToUcam ProII
RegiStax3でフレーム合成、Wavelet処理、ステライメージ Ver.4で展開、Photoshop Elements2.0で画像補正、文字記入等
その他:
展開図の左から順に、10月27日、10月24日、9月12日、10月12日、11月12日(3枚)、10月2日、11月3日の各画像を使用(JST:30時間制)
コメント:

ステライメージを使って展開図を作成しました。緯度目盛については、正距円筒図法への展開と考え、経度と同じ間隔の目盛を付しました。模様の位置的な正確さは厳密なものではありませんが、ネット上のMars Mapなどと比較対照したところ、「おおむね正しい」と言ってよさそうです。RegiStaxのwavelet処理では、私のこれまで投稿の画像に比べ、シャープ感より模様の描出に重点を置いて画像処理しました。

9月や10月初旬の画像を使ったところは、南極冠がまだ結構な大きさを占めています。真珠の湾付近の画像は、10/2つまりダストストーム発生前のものです。ダストストームにより、微妙に模様が変化した可能性があります。

同じ展開図を使い、地名を入れたものも作成してみました。地名・呼称については、天文年鑑(2005年版)・「火星くるくる」等を参照しました。


(唐澤正光氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「キンメリアの海」
撮影者:
唐澤 正光
撮影日時:
2005年11月22日 22時21分、露出 1/8秒
撮影地:
長野県伊那市
撮影機材等:
タカハシ TOA-130、LV-5にてコリメート撮影、ニコン COOLPIX E990
Photoshop・CSにて8コマをコンポジット、強調処理
コメント:

まずまずのシーイング(7/10くらい)で、肉眼でも模様がきれいに見えました。


(末吉修氏撮影の火星の写真 1) (末吉修氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
「遠ざかりはじめた火星」
撮影者:
末吉 修
撮影日時:
(1枚目)2005年11月23日 0時9分〜
(2枚目)0時46分〜
露出はともに 1/75秒、24fps×90秒
撮影地:
長崎県諫早市白木峰
撮影機材等:
(1枚目)ビクセン VC200L、インテス マイクロ ×3バーロー、NexImage、タカハシ EM-200にて電動追尾
(1枚処理)レジスタックス3で1013フレームをスタッキング及びウェーブレット変換(強弱2枚)、ステライメージ5で色ずれ補正後フォトショップ7でリムを合成、ステライメージ5で最大エントロピー処理
(2枚目処理)1510フレームをスタッキング
コメント:

(1枚目)シーイングは好くはなかったのですが、なんとかキムメリア海の雫を捉えることができました。衝から約2週間で、ひとまわり小さくなっています。

(2枚目)少し高度が下がるとシーイングが悪くなってしまいました。大シルチスが見えてきましたが、細部の描写は1枚目には及びませんでした。


(小森信男氏撮影の火星の写真 1) (小森信男氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
「火星」
撮影者:
小森 信男
撮影日時:
(1枚目)2005年11月22日 20時50分10秒、露出 35秒
(2枚目)2005年11月23日 21時32分53秒〜33分33秒、露出 1/33秒
撮影地:
東京都目黒区
撮影機材等:
(共通機材)Philips ToUcam Pro、LV4mm、ビクセン GPD
(1枚目機材)ビクセン FL90(D=9cm fl=810mm)
(2枚目機材)タカハシ MT-160(D=16cm fl=1000mm)
(1枚目処理)Registax2で700フレームをWavelet処理、ステライメージ Ver.3にてコントラスト等補正
(2枚目処理)1000フレームをRegistax2でWavelet処理、ステライメージ Ver.3でレベル補正
その他:
(1枚目)シーイング6/10 透明度7/10
(2枚目)シーイング5/10、透明度4/10(薄雲がかかりシーイングがよくなかったです)

(宮川祐一氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「11月20日の火星」
撮影者:
宮川 祐一
撮影日時:
2005年11月20日 19時57分0秒〜58分0秒、露出 露出 1/33秒(計1分)
撮影地:
福井県福井市
撮影機材等:
セレストロン C11 + Or15mm、Philips ToUcam Pro VC740K(IRフィルターなし)
RegiStax2にて処理(1306フレーム分stack)、アンシャープ処理
コメント:

1300フレーム分ものスタックができましたが、得られた画像はこれが精一杯。エリシウムとメデューサの涙がなんとなく判る(そろそろ終わりかも)。


(加藤惠一氏撮影の火星の写真 1) (加藤惠一氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
「2005年11月19日の火星」
撮影者:
加藤 惠一
撮影日時:
(1枚目)2005年11月19日 21時22分45秒〜24分45秒
(2枚目)20時42分30秒〜21時7分37秒
露出はともに 120秒
撮影地:
和歌山市木ノ本
撮影機材等:
(共通機材)セレストロン C8(D=20cm fl=2000mm)、Philips ToUcam ProII(1/33秒 15fps 120秒)、ビクセン GPD + SS2000PC、IRフィルタは付属レンズのものを使用
(1枚目機材)×4テレビューパワーメイト
(2枚目機材)×2テレビューパワーメイト、Red Green Blue各フィルタ使用
Registax3でフレーム合成、wavelet処理、Photoshop CSで画像補正
コメント:

シーイングが良くない状態が続いている。


(nagame1氏撮影の火星の写真 1) (nagame1氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「火星 11/18」
(2枚目)「火星 11/20」
撮影者:
nagame1
撮影日時:
(1枚目)2005年11月18日 21時18分14秒
(2枚目)2005年11月20日 21時18分16秒
露出はともに 1/6秒
撮影地:
自宅庭(香川県)
撮影機材等:
屈折望遠鏡(D=15cm F7)、キヤノン EOS Kiss Digital(ISO 400)、XP 3.8mm 拡大
RAWデータ→JPG
コメント:

火星の模様が少ないあたりになってきていますが、覗いて観望したり撮影をすると、細かな模様が見えてきて、あきません。デジタルでの火星のデータがたまっています。撮影した日ごとにコンポジットし、整理して、今年の火星像として残そうと思っています。


(田島雅和氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「火星」
撮影者:
田島 雅和
撮影日時:
2005年10月13日〜11月16日、露出 1/25秒(15fps、150秒)(11月16日のみ 露出 1/33秒(30fps、70秒))
撮影地:
群馬県前橋市
撮影機材等:
タカハシ μ-210、Philips ToUcam Pro、笠井×2.8バロー(合成F45)、バーダーUV-IRカットフィルター、タカハシ EM-1S
RegiStax3, ステライメージ5
その他:
シーイング:2~7/10
コメント:

再接近前後の画像をまとめてみました。火星全周をカバーしています。大シルチス付近は10月は悪天候、11月は連日の悪シーイングでどうにもなりませんでした。


(wata氏撮影の火星の写真 1) (wata氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「衝直前の火星」
(2枚目)「11月17日の火星」
撮影者:
wata
撮影日時:
(1枚目)2005年11月5日 1時17分24秒〜1分、1時54分、露出 1/15秒
(2枚目)2005年11月17日 1時16分2秒〜18分5秒、露出 上に同じ
撮影地:
札幌市中央区
撮影機材等:
(共通機材)ビクセン VC200L(D=20cm fl=1800mm)、LV2.5mm、サンヨー DSC-J4(Xacti)(F3.9 fl=16.0mm、ISO 400)
Keith's Image Stackerにて(1枚目は1200フレーム、2枚目は1800フレームを)コンポジット・画像復元、Photoshop 7.0.1にてRGB倍率調整・階調補正
コメント:

(1枚目)ちょっと前の写真ですが、処理する時間が取れず、まとめて報告します。

(2枚目)シーイング最悪でしたが、手動でコマを選んで1800コマ合成してみました。衝を過ぎて、こんどは西側が欠けてきます。子午線湾のあたりは朝霧でしょうか。


(浅野治男氏撮影の火星の写真)

形式:
wmv動画
タイトル:
「火星動画」
撮影者:
浅野 治男
撮影日時:
2005年10月12日〜11月16日、露出 1/4〜1/8秒×8枚
撮影地:
兵庫県宝塚市
撮影機材等:
ボーグ 76EDL 屈折望遠鏡(D=7.6cm)、ニコン COOLPIX885、LA4.8mmコリメート撮影
RegiStax、PhotoshopCS2、画像9枚をWindowsムービーメーカーで動画化
コメント:

ぐるり火星が1周します。最接近まで火星が近づき、その後遠ざかるのも確認できます。口径7.6cmの屈折によるwmv動画。


(梶嶋博司氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「7.5cmでの火星」
撮影者:
梶嶋 博司
撮影日時:
2005年11月20日 1時0分、露出 1/15秒
撮影地:
所沢市自宅駐車場
撮影機材等:
ペンタックス 75SDHF、×2.0 リヤコンバータ、オリンパス CAMEDIA C-40zoom、接眼レンズ ×O-5mm、GPD赤道儀、アポダイジングスクリーン
ステライメージ、レジスタックスで50コマコンポジット、レベル調整他
コメント:

冬型の気圧配置になり太平洋側は毎日すばらしい晴天ですが、気流は最悪の日が続いています。今回は小口径でトライしました。


(堂平天文台撮影の火星の写真)

タイトル:
「91cm反射望遠鏡でのデジカメ撮影」
撮影者:
堂平天文台
撮影日時:
2005年11月13日、露出 コリメート
コメント:

91cmカセグレン焦点にデジカメをつけてコリメート撮影したものです。


(加藤保美氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「火星「衝までの経過」」
撮影者:
加藤 保美
撮影日時:
2005年8月20日〜11月4日、露出 1/30秒
撮影地:
埼玉県比企郡鳩山町
撮影機材等:
自作 ニュートン反射(D=20cm fl=1500mm)、LV7mm、Qcam pro4000(IR cut filter on)
300-900フレームをRegistaxでWavelet処理、StellaImage5、Photoshopで階調等の画像処理
コメント:

衝までの火星の変化をまとめてみました。大きさ、欠け具合、南極冠の変化、模様の見え味などの違いが分かってきます。


(はまだ氏撮影の火星の写真 1) (はまだ氏撮影の火星の写真 2)

タイトル:
(1枚目)「9月18日の火星」
(2枚目)「10月2日の火星」
撮影者:
いらつこ
撮影日時:
(1枚目)2005年9月18日 2時48分12秒(撮影中央時刻)、露出 1/25秒(10fps×100秒)
(2枚目)2005年10月2日 2時2分8秒(撮影中央時刻)、露出 1/25秒(10fps×120秒)
撮影地:
京都府宇治市
撮影機材等:
タカハシ ミューロン210、LE18mm、Philips ToUcam ProII
RegiStax3で850フレーム合成 wavelet処理、Photoshop Elements2.0で画像補正
コメント:

(1枚目)やや古い撮影日時のものですが、撮影条件の良かったものを投稿させていただきます。9月は、上旬を中心に好シーイングの日が何度かありましたが、この日は、非常にシャープ感のある画像となりました。タルシス山付近に白雲がかかっています。オリンポス山が黒く写っています。

(2枚目)10月2日の火星です。北極付近の雲が印象的です。


(はまだ氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「ヘラス、大シュルティス、サバ人湾」
撮影者:
はまだ
撮影日時:
2005年11月16日 0時35分54秒
撮影地:
兵庫県 神戸市
撮影機材等:
ビクセン SC200L(C8)、Philips ToUcam ProII PCVC840K、ビクセン Or18mm、IDAS IRCフィルター、ビクセン SP赤道儀 + GP赤緯体、恒星時運転
Registax Ver.3.0.1.23、PaintShopPro Ver.5.01、Neat Image、キャプチャソフト:hunuaaCap
コメント:

冷たい北風が吹いていましたが気流はそこそこで大シュルティスやサバ人湾がはっきり見えていました。北極の白い霧は本当に白く輝いて見えていました。


(いらつこ氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「大シルチス・子午線の湾付近」
撮影者:
いらつこ
撮影日時:
2005年11月12日 23時21分25秒(撮影中央時刻)、露出 1/33秒(10fps×203秒)
撮影地:
京都府宇治市
撮影機材等:
タカハシ ミューロン 210、LE18mm、Philips ToUcam ProII
RegiStax3で1000フレーム合成 wavelet処理、Photoshop Elements2.0で画像補正
コメント:

気流的に厳しい日が続きましたが、この夜は、火星像に細かな振動はあるものの、この時期としてはかなりの好シーイングに恵まれ、大シルチス周辺の画像を得ることができました。


(KG氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「火星」
撮影者:
KG
撮影日時:
2005年11月12日 21時31分38秒〜34分8秒
撮影地:
大阪府
撮影機材等:
Televue NP101、Philips ToUcam ProII、ビクセン GPE + SS2000PC、ペンタックス XP8mm
RegiStaxV3 1954フレーム合成 PhotoshopCS
コメント:

火星輪郭のゆれはなかったのですが、もう一つピリッとしないのは冬型気圧配置のせいでしょうか。これからは、拡大率を少し落として撮像してみようと思います。


(BOB氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「火星」
撮影者:
BOB
撮影日時:
2005年11月12日 23時0分〜20分
撮影地:
自宅(愛知県)
撮影機材等:
ビクセン VMC200L、接眼 LV12、ソニー DCR-PC5
Registax3 400枚コンポジット、ガンマ補正、コントラスト補正
コメント:

シーイングはあまり良くありませんでした。


(Robert氏撮影の火星の写真)

タイトル:
「火星、ジェット気流にて」
撮影者:
Robert
撮影日時:
2005年11月12日 21時20分0秒〜22分0秒、露出 2分
撮影地:
愛知県名古屋市
撮影機材等:
セレストロン C11(D=28cm F10)シュミカセ、Lumenera CCDカメラ LU075、Baader IR・UVカットフィルター、×3 バローレンズ
RegiStax3にて
コメント:

最近、ジェット気流が結構強くて、シーイングが悪い状況が続いています。


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