ユーザーの皆様に支えられ
ステラナビゲータは
25周年を迎えました

今からちょうど25年前の1992年7月、PC-9801用MS-DOS版にはじまったステラナビゲータは、Windows 10に対応した10代目となりました。ユーザーの皆さまに支えられ、育てられながらバージョンアップを繰り返してきたステラナビゲータの到達点が今、ここにあります。

ステラナビゲータで
星空を楽しむ

星や星座を楽しめるのは夜、それも晴れた晩を待たなければなりません。それまでの間はステラナビゲータ使って、今の時期にどんな星空が見えているか調べたり、季節の星座のお話を楽しんてみてはいかがでしょう。

都会の明るい夜空でも、実はいくつもの星座を見つけることができます。ちょっと郊外に足をのばせば、天の川の見える場所もまだまだたくさんあります。

ステラナビゲータで星空への扉を開き、そして時には星を見に出かけてみませんか。

星空のようすを知る

今晩は何時頃に一番星が輝きはじめ、夜中にはどんな星座が見えるのでしょう。今日はどんな形の月が何時に昇り、月明かりが星々の輝きを邪魔することがあるのでしょうか。また惑星たちはどの星座に見えているでしょうか。そんな星空の様子は、すべてステラナビゲータで手にとるようにわかります。晴れた日はステラナビゲータを見ながら夜を待ち、星たちのささやきを楽しんでみませんか。

ステラナビゲータで表示できる主な天体

  • 恒星、星座、星空の目印、変光星、二重星
  • 太陽、月、惑星、準惑星、衛星、流星、小惑星、彗星
  • 星雲・星団、銀河、人工衛星、惑星探査機
  • 地上風景、地形、夕焼け、地上光、経緯線等の目盛線

プラネタリウム番組を楽しむ

ステラナビゲータには、20本以上のプラネタリウム番組が収録されており、ギリシャ神話から最新の電波天文学にいたるまで、さまざまなストーリーを楽しむことができます。それ以外にも、毎日の星空の自動案内や各星座ごとの解説、美しい星空と音楽をBGVとして楽しむ番組なども用意されています。ぜひPCを大画面テレビにつないで、ご家族でお楽しみください。

プラネタリウム番組の例

  • 見えない光 - 本当の宇宙の姿
  • ギリシャ神話:アンドロメダ座 - 化物退治
  • 『四季の星空』春 - 太陽の動きと遥か彼方の銀河たち
  • ギャラクシークルーズ - 天の川を旅して
  • 内惑星の追いかけっこ(BGV) - 太陽をめぐる内惑星の動き

デジタル星図として使う

ステラナビゲータは、精密な天体観測も可能なデジタル星図としてお使いいただけます。今晩の星空の様子はもちろん、過去・未来の星座の形や歴史上の日食・月食、彗星や小惑星、星雲・星団、人工衛星などのあらゆる天体がいつ、どこに見えるかを高精度の計算でグラフィカルに表示します。

星図としての仕様と精度

  • 紀元前10万年から西暦10万年までの星空を再現
  • 標準で12万個、オプションで最大5億個以上の恒星を表示
  • 恒星で0.1秒角以下、太陽系天体は1秒角以下の精度で位置を計算
  • メシエ、NGC、PGC、Sh-2など各種星雲・星団カタログを搭載
  • 赤道・黄道・銀河座標、全天表示、太陽系表示などの各種投影法

観測計画を立てる

デジタルカメラの性能が向上するにつれて、気軽に天体写真を撮る方が増えています。固定撮影での星景写真から、天体望遠鏡を使っての月や惑星、星雲・星団の撮影も、ステラナビゲータを使って事前に計画を立てておくと便利です。日時や場所、レンズや望遠鏡の焦点距離、カメラのタイプを選んで、星空がどのようにフレームに切り取られるのかをシミュレーションできます。

『ステラショット』を使って撮影まで自動化

別ソフト『ステラショット』を使えば、望遠鏡と同時にキヤノンおよびニコンの主なデジタルカメラをPCから制御して、撮影した天体を次々に導入しながら、PCで撮影まで行えます。この『ステラショット』は、単なる撮影ソフトではありません。撮影する構図の調整も簡単に行えます。

望遠鏡をコントロール

最近は多くの天体望遠鏡がPCに接続できるようになっています。設置した望遠鏡とPCとをケーブルでつないで初期設定を済ませれば、あとはステラナビゲータの画面に表示された天体をクリックするだけで、望遠鏡が自動的に見たい天体に向いてくれます。惑星やその衛星、重星などの観察はもちろん、メシエ天体のような星雲・星団を次々に楽しむのも簡単です。

対応する主な望遠鏡メーカー

  • ビクセン、ケンコー、タカハシ
  • ミード、セレストロン
  • PENTAX、SHOWA、ノブオ電子
  • iOptron、Sky-Watcher、SunRay

使い方は人それぞれ

ステラナビゲータをお使いいただいてのアンケートで、最も多い活用法は「個人で見て楽しむ」です。PCや大画面テレビで星空やプラネタリウム番組を楽しんだり、本物の星を見るためのナビゲーションに使われる方も多いことでしょう。天体写真を撮影する時や、本格的な天体観測に活用される方も少なくないようです。もちろん学校の授業、観望会などで、星空を学習する機会でも便利にお使いいただけます。

ユーザーインタビュー
第3回 加倉井 厚夫さん

ステラナビゲータをお使いいただいているユーザーの方々に、使用歴や活用法などをインタビュー。

第3回はライフワークの宮沢賢治研究などにステラナビゲータを活用されている加倉井厚夫さんです。

ステラナビゲータとの最初の出会いについてお聞かせください

ステラナビゲータはMS-DOS版の時代から愛用しています。小学生の頃からずっと星好きでしたので、迷わず買い求めました。購入してまず驚いたのは、ずっしりと重い(まるで電話帳のような)マニュアルです。ソフトウエアの機能説明だけでなく、天文学の基礎知識も学べるように工夫されていて、非常に良く考えられたものだったと記憶しています。

基本的なシミュレーション機能に加え、ステラトーク(スクリプト言語)や、観測地データ、天体データなど、ユーザーが独自に作成した外部ファイルを駆使すれば、本当にいろいろな使い方ができました。当時から優れた基本性能を有していたということでしょう。

ステラナビゲータの開発スタッフから、ステラナビゲータの制作にも携わってきたと聞きました

当時、開発を担当されていた上山さん(学生時代から知り合いだった)や、門田さん、安喰さんたちとも交流があって、そのようなご縁でWindows版 Ver.2の時代から陰ながらご協力させていただき今に至っています。

ステラナビゲータはすべてのバージョンを愛用してきましたが、PCの性能が飛躍的に向上するにつれ、大きなデータを扱い精細な星図が描けるようになったり、写真撮影に便利な写野角が表示できたり、地上風景がリアルな画像対応(現在のパノラマ)になったりと、その機能の充実ぶりは目を見張るものがありました。これらを実現するためには、(普通、ユーザー側にはなかなか伝わらない部分ですが)独創的なアイデアや、開発現場での緻密な作業も欠かせません。その経過を見てきた一人として、ステラナビゲータのこれからの展開も楽しみにしているところです。

ライフワークでもある宮沢賢治の研究にもステラナビゲータが活躍されているそうですね

私は、「宮沢賢治と星」をテーマに、長いこと研究活動を続けてきました。宮沢賢治が大正〜昭和期にかけての天文愛好者(アマチュア天文家)であったことは、童話「銀河鉄道の夜」や、歌曲「星めぐりの歌」などの作品からも察することができます。

当時の天文知識はもちろん、賢治はどんな星空を眺めていたのか、星好きとしては気になることばかりです。それらの解明にひとつの手がかりを与えてくれるのがステラナビゲータによる検証作業です。

一例を挙げてみると、宮沢賢治が農学校教師時代に書かれた「東岩手火山」という詩があるのですが、これは農学校の生徒たちを連れた夜行登山で、岩手山山頂付近での一場面が描かれています。ここで賢治自身が星空案内人として、生徒たちに星座や天体を解説しているのです。この詩には日付が「一九二二、九、一八」と付されていて、時刻も「三時四十分」頃であることが判明しています。実際にステラナビゲータで賢治たちの見た星空を再現してみると、いろいろなことがわかります。

賢治ははじめに北天の説明(北極星を北斗星と書いていますが、これはご愛嬌)してから、方角は東天へと移ります。シミュレーションするとそこには、もうオリオン座が高く昇っていました(シミュレーション画面参照)。

「縦に三つならんだ星」や、その「下には斜めに房が下がったやう」という感覚も、シミュレーションすることで簡単に理解することができます。「あの房の下のあたりに/星雲があるといふのです/いま見えません」は、もちろんオリオン座大星雲の説明ですね。

このように、賢治が実際に夜空を見た状況を誰でもすぐに確かめることができます。星座早見盤を用いる方法もありますが、より具体的に、かつ多くの情報を得ることができます。


ステラナビゲータ10で、詩「東岩手火山」の星空を再現

宮沢賢治 詩「東岩手火山」より(部分引用)

さうさう、北はこっちです 北斗七星は いま山の下の方に落ちてゐますが 北斗星はあれです それは小熊座といふ あの七つの中なのです

それから向ふに 縦に三つならんだ星が見えませう 下には斜めに房が下がったやうになり 右と左には 赤と青と大きな星がありませう あれはオリオンです、オライオンです

あの房の下のあたりに 星雲があるといふのです いま見えません その下のは大犬のアルファ 冬の晩いちばん光って目立(めだ)つやつです 夏の蠍とうら表です

ステラナビゲータを使っているユーザーさんに、楽しく使うポイントなどがあれば紹介してください

家族や友人たちと旅行に出て、そこで美しい星空を眺めた経験はありませんか? もちろん天体写真の撮影計画を立てるために、「未来の星空」のあれこれ調べるのも便利ですが、旅先で見た星空の思い出、つまり「過去の星空」を「お気に入り」に保存しておくことも可能です。

「あの日家族で見た三日月と金星がきれいだった」とか、「山小屋で見たあの天の川は本当に美しかった!」そんな思い出の星空のコレクションを、ステラナビゲータに残してみてはどうでしょうか。ステラナビゲータが素敵な星空の思い出アルバムになります。私の場合は、地形も表示させて、リアルにシミュレーション星景で保存しています。

加倉井 厚夫

天文愛好家として幅広く活動中。宮沢賢治学会イーハトーブセンター理事。主な執筆(共著)に『宮沢賢治大辞典』(勉誠出版)、『宮澤賢治イーハトヴ学事典』(弘文堂)、『別冊太陽 宮沢賢治』(平凡社)ほか。また、プラネタリウム番組アドバイザーや監修として「銀河鉄道の夜」(KAGAYA Studio)、「二人の銀河鉄道〜賢治・嘉内の青春」(山梨県立科学館)など。

ステラナビゲータ
25年の歴史

25年間、10バージョンにおよぶステラナビゲータをふりかえります。SL9の木星への衝突、ヘール・ボップ彗星や百武彗星の雄大な姿、しし座流星群、火星大接近、日本での金環日食、「はやぶさ2」の地球スイングバイなど、その時々にそれぞれのバージョンのステラナビゲータが活躍してくれました。そしてこれからも、様々な天文現象のかたわらに、ぜひステラナビゲータをご愛用ください。

ステラナビゲータ10

発売:2014年3月27日

星図の精度を向上すると同時に、洗練されたユーザインタフェースで操作性を大幅に改善。Web上の天体画像データベースとのリンクや、SNSへの投稿も可能なステラクラウド、星雲・星団カタログの拡充、10本の新しいプラネタリウム番組など、さらなる進化を遂げた。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ10 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.9

発売:2010年8月26日

ユーザーインターフェースにリボンバーを採用。天体データをより充実させ、描画エンジンをCorStl4へとアップデートし、星図印刷機能も強化。USNO-A2.0(別売)で20等級までの5.26億個の恒星を表示。2011年12月1日には、高精度な日食計算に対応したVer.9.1をリリース。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.9 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.8

発売:2006年10月27日

描画エンジンをCorStl3へとアップデート。さらに高精度に。提供メディアがDVDとなった。オンラインでDSS画像の取得が可能に。2007年8月1日には、バグ修正とWindows Vistaに対応したVer.8.1をリリース。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.8 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.7

発売:2004年10月8日

天文現象のお気に入りをメニューに取り込むなど、操作体系を一新。恒星のまたたきや太陽系フライトモードによる宇宙空間からの眺めも再現できるようになった。標高データが導入され、観測地からのスカイラインの自動生成も可能になった。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.7 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.6

発売:2002年8月23日

星図描画エンジンがCorStl2へと進化。シミュレーションの精度を上げつつ、PCのグラフィック環境の向上に合わせて表現力をアップした。星座絵もそれまでの線画から美しい絵画調へ。2003年2月5日には、バグフィックス版のVer.6.1をリリース。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.5 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.5

発売:1999年4月2日

製品名としてのバージョンを初代から通してのナンバーに変更。インターフェースとは別に独立した星図描画エンジンとしてCorStl(コルステラ)を開発し、よりリアルな星空の再現を目指した。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.5 パッケージ

ステラナビゲータ for Windows95

発売:1997年10月1日

大ヒットしたWindows95ユーザーをターゲットにしたWindows版。OSとCPUの進化に合わせ、32ビットソフトウェアとしてリリースされた。GSC(16等星まで恒星数1600万)を収録。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ for Windows95 パッケージ

ステラナビゲータ Ver.2.0 for Windows

発売:1995年12月1日

Windows版バージョン2で、実質的には三代目。提供メディアはCD-ROMとなる。プラネタリウム番組、天文事典、機能を限定したステラキッドが含まれる。

›› 製品情報ページ

ステラナビゲータ Ver.2.0 for Windows パッケージ

ステラナビゲータ for Windows

発売:1994年7月11日

Windows版へと進化するとともに、OSとCPUに合わせて16ビットソフトウェアとしてリリース。デフォルトで望遠鏡コントロール機能を搭載した。

ステラナビゲータ for Windows パッケージ

ステラナビゲータ

発売:1992年7月28日

初代ステラナビゲータはMS-DOS版で、供給メディアはフロッピーディスク。640KBのメモリ制限であるにもかかわらず、多彩な機能を搭載した。

ステラナビゲータ パッケージ

ステラナビゲータ 25周年記念セール

ステラナビゲータ