ステラナビゲータ 20周年

ステラナビゲータ 20のトリビア

No. 08「ダイヤモンドリングとコロナ」

ステラナビゲータの皆既日食はダイヤモンドリングやコロナも再現している。
Yes or No?

皆既食中のコロナ

皆既食中のコロナ。拡大画像はダイヤモンドリングからコロナまでの変化を再現

月が太陽を覆い隠そうとすると、空は夕方の様に暗くなり、やがて太陽の輝きがほとんど失われると内部コロナとダイヤモンドリングが見えてきます。ダイヤモンドリングが消えるとコロナが太陽の周りに広がります。そして皆既食が終わると、いつもの太陽と空に戻っていきます。

天文現象のうちで見てみたいものベスト3は「皆既日食」、「流星雨」、「オーロラ」とよく言われます。このうち「皆既日食」は、初代ステラナビゲータから「なるべく」本物に近づけようと努力している機能です。CGで再現される皆既日食には、なんだこりゃというものが多いのですが、そこをきちんと再現しようとトライしているのがステラナビゲータです。

ステラナビゲータでは、ダイヤモンドリングやコロナが見えるタイミング、空の明るさの変化などを、実体験と計算に基づきなるべく正確に再現しています。最新版のVer.9.1では、エクリプスナビゲータのシミュレーション機能の一部を移植してあるので、月縁の凹凸によるダイヤモンドリングやベイリーズビーズまでも再現できるようになっています。空の明るさや色の変化も、太陽からの光が大気中で散乱するプロセスをシミュレーションして、本影錐が移動する様子まで再現しています。

そういえば初代ステラナビゲータには、「コロナエディタ」という、コロナの形を変える機能までついていました。現行バージョン(Ver.9.1)でも画像を差し替えることはできるのですが、面倒な操作をしなくてはいけないので、いつか簡単に操作できるインターフェースを考えたいと思います。また、歴代のコロナの画像を入れておいて、シミュレーション日時に合わせて表示するというのもいいですね。

最近では2012年11月にオーストラリア・ケアンズで皆既日食があり、ツアーで出かけた方もたくさんいらっしゃるでしょう。その時に実際に見えた様子と比べてみてください。

(haru-k)

Yes
ステラナビゲータでは皆既日食のダイヤモンドリングやコロナも再現している。