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光映舎からアストロカメラ8×10登場


 有限会社光映舎は以前からアナウンスのあったアストロカメラ8×10を完成、販売を開始する。

8×10アストロカメラ

写真は左からアストロカメラ8×10吸引フィルムホルダー仕様+CMフジノンW300mmF5.6、中央手前はニッコールSW90mmF4.5用レンズマウント、中央奥はアストロカメラ4×5、右はペンタックス67ボディ

 これまでにも、6×7、6×9、4×5(インチ)フォーマットなど、大判アストロカメラを発売してきた光映舎だが、上写真を見てもわかるとおり、今回のアストロカメラ8×10は4×5カメラが小さく見えてしまうほどの大きさだ。フィルム直前の鏡筒内径は200mmということで、写真にあるフジノンの300mmレンズでは、200mmのイメージサークルとなる。このスペックを満たす明るいレンズがほとんどないのは残念だが、最近のフィルムの一部には低照度相反則不軌が非常に少ないものがあり、こういったフィルムと組み合わせることで充分な実用性を持つだろう。200mmものラージフォーマットで切り取られた宇宙の姿を、ぜひ見てみたいものだ。
 有限会社光映舎は、こういった各種サイズの大判アストロカメラをはじめ、ペンタックス67の吸引加工や、ピントアダプターなどの製作も行なっており、天体写真愛好家にとっては、なくてはならない存在となっている貴重なショップのひとつだ。今回紹介したアストロカメラ8×10も「私が個人的に作りたいから作る」と主張する、代表の水村氏のコンセプトがいきている製品といえよう。  

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有限会社光映舎
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