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夕空のヘール-ボップ彗星を確認


【1997年 3月14日 AstroArts発】
ヘール-ボップ彗星は明け方の空で0等級の大彗星になって見えていたが、3月になって 1週間ほどすると、夕方の北西の空にも見えるようになってきた。 AstroArtsの門田も、3月8日に埼玉県上尾市の荒川沿いの土手にて7倍26mm双眼鏡 でヘール-ボップ彗星を確認した。

8日には低空に雲があり、18:40分になって始めて確認できた。 この時の彗星の高度は3°程である。 彗星は中心が恒星状で、回りにはコマも見えている。 18:50分には雲に入り見えなくなった。

9日には快晴となり、日没後約30分の18:16に確認できた。 この時の彗星の高度は8°である。 わずかな尾も見え、その後19:00に高度2°になるまで確認できた。

ヘール-ボップ彗星は夕方でだんだん高く見やすくなってきている。 12日には肉眼でもぼやけた恒星状の姿に見えた。

JPEG(23KB) 1997.3.8 18:47 埼玉県上尾市平方
NikonFM SuperG800 450mm F6.8(300mm F4.5+1.5xTeleplus) 露出5秒
薄雲に阻まれながらも、ようやく捉えた夕方のHB彗星。
kenic-k


JPEG(43KB) 1997.3.12 18:34 埼玉県上尾市平方
NikonFG PROVIA400 105mm F4 露出7秒
kenic-k



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