2004年11月上旬 おうし座流星群が出現

(説明図)

毎年11月ごろに活動が見られるおうし座流星群が、上旬に極大を迎える。おうし座流星群の放射点は、プレアデス星団に近い北群とその南よりにある南群と2つあるため、南群は3日ごろ、北群は12日ごろと、それぞれ極大も2つある。ただし、この流星群の出現はごくゆるやかで、極大と呼ばれるほどはっきりしていない。出現数は多くはないものの、明るく火球のようなものが流れることがあるので注意しておこう。母彗星は、昨年暮れに近づいてきた周期3.3年でめぐるエンケ彗星。

なお、今年の予想出現ピークは、南群が3日5時ごろ、北群が12日12時ごろとみられている。