2004年8月6日 海王星が衝

(説明図)

昨年やぎ座の逆三角形の中にいた海王星が、6日に地球から見て太陽の正反対の位置にやってきて、今年もやぎ座で衝となる。海王星の明るさは7.8等級、見かけの大きさである視直径は2.3秒角なので、双眼鏡でも見ることはできるが、よりはっきり見るためには望遠鏡があった方がよい。小さな望遠鏡では、好シーイングのとき高倍率にしてやっと青緑がかった小さな円盤像が見える程度だ。

今年はやぎ座のθ(シータ)のすぐ近くにいるため、位置が分かりやすい。日にちを置いてカメラで連続撮影すれば、移動のようすが分かるだろう。