1997

12月の

星空
冬の大三角形が夕方の東空高く昇ってくる頃、夜空は冴えわたり、星々がきらびやかに輝く冬が訪れます。7つの1等星が夜空に競演しています。3日の満月直前のアルデバラン食と、14日のふたご座流星群極大が今月のおすすめです。
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月齢カレンダー

トピックス

TOPICS

14日ふたご座α流星群が今月のお勧めだ。極大時には1時間あたり50〜90個くらいの出現が期待できる。輻射点はふたご座α星のすぐ近くで、一晩中観望できる。比較的歴史の浅い流星群で、最初の観測は1862年で、21世紀には見られなくなると言われている。今年は満月なので条件は最悪。しかしふたご座流星群は明るい流星が多いので見逃せない!

今月の

天文現象

カレンダー

12月2日から5日 夕方の西の空に惑星大集合

12月11日 金星が最大光度

12月22日 こぐま座β流星群が極大

南の空

1日22時 15日21時 30日20時

SOUTH

南の空

 南東の空に昇ったオリオン座の足下から南の地平線にかけては、エリダヌス座が大きく蛇行しながら伸びているが、暗い星が多いので、実際の空で星座の形をたどるのは容易ではない。全天一の明るさを持つ、おおいぬ座のシリウスが東の低空でひときわ明るく輝いているのが目立つ。

北の空

1日22時 15日21時 30日20時

NORTH

北の空

夕方の北西の空には夏の星座、南西の空には秋の星座たちが残っていて、夏の大三角、秋の四辺形、冬の大三角を一度に見ることができる。

惑星

PLANET

土星が見やすくなっている。木星はそろそろ見納めの時期。

宵の西の空には水星、金星、火星、木星、天王星、海王星が勢揃いする。

水星 金星 火星 木星 スケール

○初旬に夕方の西の空

◎夕方の西の空

11日に最大光度

△夕方の西の空低く

◎夕方の西の空

今月の動き

−0.3等(いて)

0.1等(へびつかい)

−4.6等(いて)

−4.4等(やぎ)

1.2等(いて)

1.2等(やぎ

−2.2等(やぎ)

等級と星座

土星 天王星 海王星 冥王星 スケール

◎夜半の南の空

△夕方の西の空低い

△夕方の西の空低い

×見えない

今月の動き

0.4等(うお)

5.9等(やぎ)

8.0等(いて)

13.8等(へびつかい)

等級と星座


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