SKYWATCHAR連動企画 リニア彗星

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パソコンでリニア彗星をシミュレート!
〜リニア彗星を表示させよう〜
天文シミュレーションソフト『ステラナビゲータ』にリニア彗星を表示させ、彗星探しに役立てましょう。


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パソコンでリニア彗星をシミュレートしよう

 天文シミュレーションソフト『ステラナビゲータ Ver.5』は、画面にリニア彗星(C/1999 S4)を表示させることができます。リニア彗星を登録することで、画面上で彗星の位置や動きを確認できて、観望計画を立てるのにとっても便利です。また、パソコンと望遠鏡を接続することで、ステラナビゲータから望遠鏡をコントロールすることもできます。

 ここではステラナビゲータにリニア彗星を登録する方法を紹介します。

リニア彗星を表示させたステラナビゲータ

↑ このように表示できます。


ステラナビゲータにリニア彗星を登録するには、2通りの方法があります。

その1.軌道要素更新モジュールで登録

ステラナビゲータ Ver.5に加え、

  • ステラナビゲータアップデートパック2
  • 軌道要素更新モジュール

の2つをセットアップし、軌道要素更新データをダウンロードする必要があります。最新軌道要素のページの方法に従い、セットアップして下さい。


その2.軌道要素を手動で登録

軌道要素の数値を参照しながら入力することで、彗星を新規に登録できます。


では、手動で登録する方法を順を追って説明します。

[彗星(O)...]

まず、[天体(O)] メニューから [彗星(O)...] を選びます。

新規

「彗星」ダイアログボックスが開いたら [新規(N)...] ボタンをクリックします。

軌道要素編集画面

彗星の軌道要素の数値を入力し、[OK] ボタンをクリックします。

  • 軌道要素の数値はスカイウオッチャー2000年7月号34ページに掲載されています。
  • IAUCで発表される軌道要素は、最新の観測データが集まると更新されることがあります。なるべく最新のデータにもとづいた値を使いましょう。
  • 標準光度、光度係数、テイル(イオン・ダスト・βmax)の値は、彗星の明るさや尾に関するパラメータです。これらは予測が難しいので、とりあえず適当な数値を入力しておくとよいでしょう。


非表示彗星ボックス

リニア彗星が登録されました。非表示彗星ボックス内に現れた [C/1999 S4 リニア] を選択したのち、[↑] ボタンをクリックして、リニア彗星を非表示彗星から表示彗星へ切り替えます。

表示彗星ボックス

表示彗星ボックスへと移動した [C/1999 S4 リニア] を選択したのち、[OK] ボタンをクリックします。名称、等級、日付のチェックを入れておくと、これらを表示させることもできます。

これでステラナビゲータにリニア彗星が登録され、表示されています。

しかし、彗星が画面の表示範囲よりも外側にいる場合には、表示範囲をかえてやらないと彗星は見えてきません。そこで、 [ツール(T)] メニューから [名前で検索(F)...] を選び彗星を検索します。

検索後

検索すると、リニア彗星が画面の中央に現れました。

この画面では、日時の設定が5月31日になっていますから、リニア彗星はまだ小さく、尾もそれほど成長していないようです。
あとは日付や時刻、表示範囲をいろいろと変えてみたり、背景の星を結ぶ星座線や星座名を表示させるなどして、ステラナビゲータの画面上でリニア彗星の接近のようすを楽しんでみてください。

7/19のリニア彗星を表示させたようす

これはあくまでもパソコン上でのシミュレーションです。
本物のリニア彗星を見る計画にお役立てください。


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