ステラショットからの制御を行う前に、できるだけカメラを最新の状態で使えるようファームウェア更新を行います。
カメラ購入時に付属するケーブルがあれば、多くの場合そのままPC接続に使うことができます(一部例外があります)。PCまたはGearBox側は、USB Type-A端子となります。
カメラにケーブルが付属していない場合は、PC接続に使うカメラ側のデジタル入力端子を確認のうえ、カメラメーカー純正のケーブルもしくは市販のケーブルを入手します。
デジタル入力端子の形状はカメラのメーカー・機種により異なります。HDMI端子は使いません。
キヤノン純正のケーブルがカメラに付属していますが、ほとんどの機種では標準的なUSBケーブル(PC側がUSB-A、カメラ側がMini-BまたはUSB3.0の Micro-B)ですので、このタイプのカメラであれば市販のケーブルを使ってもOKです。
ただし、2023年11月時点での対応機種のうち、キヤノンEOS R、EOS Ra、EOS R5、EOS R6、EOS R6 Mark II、EOS R7、EOS R8、EOS R10、EOS R50、EOS R100については別途USB3.0対応ケーブルが必要になります。
ニコン純正のケーブルがカメラに付属していますが、カメラ側プラグがメーカー独自の形になっている機種が多いため、これらの機種では純正ケーブルをお使いください。一部の機種はカメラ側プラグがUSB3.0 Micro-Bタイプですので、このタイプのカメラであれば市販のケーブルも使えます。
USB Micro-B、もしくはType-Cケーブルがカメラに付属しているのでそれを使って接続します。
Xシリーズを接続する際はカメラ側がUSB Type-C、GFX 50Sの場合はカメラ側がMicro-B(USB2.0、USB3.0いずれか)プラグのケーブルを使います。
ステラショットで撮影した画像はPCに保存されますが、カメラのメモリカードにも保存しておくことが可能です。また、GearBox経由での制御の場合は通信に時間がかかるので、まずJPEG画像のみをPC(ステラショット3)に転送して導入補正などの制御のために参照し、あとでメモリカードに保存されたRAW画像を取り出す、という方法も可能です。
ニコンの一部の機種(D750など)で、メモリカード内に多数の画像があるとステラショットとの接続に2、3分かかる問題が確認されています。このような場合、カードを初期化してすべての画像を削除するか、新しいカードをお使いください。
カメラのダイヤルや設定メニューで、主に以下の項目の設定が必要になります。カメラのメーカー・機種によっては項目の名称が異なっていたり、該当項目がない場合があります。
ステラショットに接続する前に設定を行ってください。接続後はダイヤルモードやその他の設定を変更できません。
前述以外にも、PCから制御を行うための設定が必要な場合があります。また、あとでPCソフトで画像処理を行う場合は、ソフトウェア(天体画像処理ソフト「ステライメージ」など)側で読み込みに対応した形式で保存されるよう撮影設定が必要です。
主な対応機種カメラでの設定内容については以下の通りです。設定方法の詳細はカメラの説明書をご参照ください。
使用するカメラの最新ドライバをカメラメーカーのウェブサイトで入手し、PCにインストールします。海外メーカーの製品であれば、日本国内のメーカー代理店のウェブサイトからダウンロードできる場合もあります。
冷却CMOSカメラの場合は、USBバスパワーではなく別途DC12V電源アダプターからの給電が必要になります。
多くの場合、PC接続用のUSBケーブルが付属しています。画像の高速転送のためUSB3.0を使用するものがありますが、ケーブル長が3m以上になると通信が不安定になることがあるため、延長する場合には気をつけましょう。