■ユリウス暦とグレゴリオ暦の切替について

ステラナビゲータVer.5のマニュアル中の『ユリウス暦とグレゴリオ暦(P24)』において、記述に誤りがございました。
ここでお詫びとともに訂正いたします。

誤:
『ユリウス暦の1952年10月5日をグレゴリオ暦の10月15日とし』
『ステラナビゲータでは1952年10月15日を境にして、ユリウス暦とグレゴリオ暦を切り替えています。』

正:
『ユリウス暦の1582年10月5日をグレゴリオ暦の10月15日とし』
『ステラナビゲータでは1582年10月15日を境にして、ユリウス暦とグレゴリオ暦を切り替えています。』

また、該当箇所の全文を掲載いたします。

■ユリウス暦とグレゴリオ暦
 現在、私達が使用している暦は、地球が太陽を1周するのに要する日数(1回帰年=365.2422日)を365日として数え、毎年の余りとなる0.2422日分の誤差を修正するために、4で割り切れる年を閏年(1年=366日)、100で割り切れる年を平年(1年=365日)、ただし400で割り切れる年は閏年とする、という方法で、グレゴリオ暦と呼ばれています。
 ヨーロッパなどでは以前、ユリウス暦が使われていました。これは1回帰年を365.25日としたもので、実際の1回帰年である365.2422日との差の補正を行なわず、4で割り切れる年を必ず閏年とするものです。そのため誤差がどんどん累積してしまいました。そこで、誤差の分を修正するために、ユリウス暦の1582年10月5日をグレゴリオ暦の10月15日とし、現在のグレゴリオ暦に切り替えました。
 なお、イギリスがユリウス暦からグレゴリオ暦に切り替えたのは1752年11月24日からですし、日本では1873年1月1日から、それ以前に使われていた太陰太陽暦からグレゴリオ暦に切り替えられました。
 このように、各国によって異なる暦を使っていたために、古い文献などを調べる際には注意が必要です。ステラナビゲータでは1582年10月15日を境にして、ユリウス暦とグレゴリオ暦を切り替えています。


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