【1997年 2月 4日
IAUC 6552
】
富山の青木昌勝氏は、2月1日の夜に43cm F6 反射望遠鏡で撮影したCCD
画像から、おとめ座の銀河NGC 4691(11.1等、3.2′)に13.6等の超新星1997X
を発見した。
超新星の位置は、赤経12h48m14s.28、赤緯 -3 19'58".5 (2000.0)で、銀河の中心
から7".2東、0".3北のところにある。
1月16日に青木氏が撮影したパトロールフィルム上には、超新星は見られない。
4日(UT)に行なわれたスペクトル観測によると、極大を少し過ぎたIc型の超新星の
ようだ。
青木昌勝氏は昨年超新星捜索を始めて以来、SN 1996an in NGC 1084 (14等)、 SN 1996aq in NGC 5584 (15.7-16.1等)、SN 1996ca in NGC 7300 (16.5等)、 SN 1996cb in NGC 3510 (16.5等)とたて続けに成果を挙げている。 今回の発見は5つ目となる。