【1998年8月27日 国立天文台・天文ニュース(199)】
リンカーン研究所チームが、またリニア新彗星を発見しました。 発見は8月24日、「みずがめ座」の北の境界近くで、明るさは17.7等でした。 その後の観測で、はっきりしたコマをもち、西に短い尾が伸び、南に移動していることが認められています。 認識符号はC/1998 Q1で、通称はリニア彗星です。
これまでの観測から求めた暫定放物線軌道要素と予測位置は、国際天文学連合回報によりますと、つぎの通りです。 今後、特に明るくなることはなさそうです。
近日点通過時刻 = 1998 June 28.131 TT 近日点引数 = 133.338 昇交点黄経 = 159.831 (2000.0) 近日点距離 = 1.56032 AU 軌道傾斜角 = 32.021 日付 赤経(2000.0)赤緯 地心距離 日心距離 太陽離角 明るさ 1998 時 分 度 分 AU AU 度 等 Aug. 30 22 11.14 - 3 56.3 0.773 1.779 172.5 15.9 Sept. 4 22 13.03 - 7 23.5 0.810 1.812 170.6 16.1 9 22 15.04 -10 31.1 0.854 1.847 165.7 16.3 14 22 17.24 -13 17.0 0.905 1.883 160.2 16.5 19 22 19.67 -15 40.5 0.963 1.920 154.7 16.8 24 22 22.40 -17 42.1 1.027 1.959 149.4 17.0
参照 | IAUC 6995(Aug.25,1998). |
IAUC 6996(Aug.25,1998). |