【1998年7月24日】
プラネタリウムの老舗、渋谷の五島プラネタリウムで明日からバーチャリウムが特別投影される。
バーチャリウムは五藤光学研究所とエヌ・ケー・エクサ社が、シリコングラフィック社の協力を得て共同開発した、全天周リアルタイムフルカラーCG投影システムで、星空はもちろんのこと、宇宙の映像をはじめどんなCGでも投影できるので、21世紀のプラネタリウムとして期待が集まっている装置だ。
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バーチャリウムはドームの周囲に設置した複数の投影機で全天周映像を投影するので機械式プラネタリウムと共存できる。 |
今回の特別投影は、星空はツアイスの機械式プラネタリウム投影機で投影し、宇宙映像はバーチャリウムを使うといった夢の共演となっている。内容は「バーチャリウムで探る惑星探検……キトラ古墳から宇宙へ……」というもので、キトラ古墳の天文図からはじまり宇宙へ飛び出していくものだ。五島プラネタリウムらしくほとんどを解説員の生解説、ライブ投影となっているとのこと。また、後半部分の宇宙映像は、偶数日は「火星経由、木星〜土星〜恒星間フライト」で、奇数日が「金星経由、木星〜土星〜恒星間フライト」と日替わりになっている。(2回行くしかないね!)
特別投影は8月31日まで。お見逃しなく!
■投影期間 | 7月25日〜8月31日 |
■開館時間 | 午前10:00〜午後6:00 |
■投影開始時刻 |
午前10:00・12:00 午後1:30・3:00・4:30・6:00 |
■入館料 |
小人(4歳〜中学生)500円 大人(高校生以上)900円 |
■休館日 | 上記期間はなし |
■場所 |
渋谷駅東口 徒歩3分 東急文化会館8階 天文博物館五島プラネタリウム 東京都渋谷区渋谷2-21-12 TEL:03-3797-7572 |
また8月7日(金)、8日(土)の両日、午後7時30分から8時20分まで、天文学者の戎崎俊一氏を迎えサイエンスショー「銀河衝突シミュレーション」が投影される。入場料等は上記と同様。