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空港の新型検査装置で
フィルムに
悪影響が!


 「未現像フィルムは機内持ち込み手荷物に入れるように!」とフィルムメーカー各社が海外旅行者に呼びかけている。これまでにも、高感度フィルムを使うことが多い天体撮影では、X線をシールドするバックなどを海外遠征で使用することが常識となっていたが、メーカーのアナウンスによると、この新型の検査装置では低感度フィルムでも影響を受けることがあるという。よりいっそうの警戒が必要になりそうだ。

 この新型の検査装置は米国メーカー製で、この検査装置をテストした米国の写真業界団体であるフォトグラフィック アンド イメージング マニュファクチャラーズ アソシエーション(PIMA)は、「新型の検査装置はX線とCTスキャン(コンピューター断層撮影)を組み合わせて不審物を検知するもので、X線で検査を要する不審物を検知すると、自動的に高出力スキャンに切り替わる。この高出力スキャンを受けると、縞模様やカブリなどの影響がフィルムに生じる。」と発表している。

 英国・米国などいくつかの国の空港ではすでにこの装置の導入がはじまっており、今後次第に増えていくみこみだ。(現在明らかになっている空港はサンフランシスコ、アトランタ、シカゴ、ニューヨーク、マイアミなど)

 下記の関連サイトに記したフィルムメーカー5社では、検査装置によってカブリ等の影響を受ける可能性を低減する為に、次のようなフィルム取り扱い方法を勧めている。

関連サイト


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