
インターネット生中継「しし座流星群を見よう」 / 佐治天文台
【1997年11月12日 佐治天文台発】
今月の18日明け方に、しし座流星群が極大となる。
母彗星であるテンペル・タットル彗星が来年2月に近日点を通過するため、
たくさんの流星が飛ぶと期待されている。
佐治天文台では、このしし座流星群の様子をインターネットで生中継する。
詳細は以下のとおり。
目的:
インターネットは、世界中の人が見ることのできる画期的なネットワークです。
しし座流星群は、およそ33年毎に流れ星がたくさん見える「流星雨」となる
ことで有名で、次回は1999年と予想されています。2年前となる今年の流れ星
の状況が世界中で注目されています。佐治天文台では、広角レンズに超高感度
ビデオカメラをつけてしし座流星群をとらえ、インターネットに生中継します。
成功すれば、おそらく世界初になると思います。
また、当日は中継の間佐治天文台を臨時開館し、生中継の様子やしし座流星群
を見ていただきます。なお、中継中に流れ星が必ず流れるとは限りません。
主催:
さじアストロパーク・佐治天文台、NTT鳥取支店
日時:
11月17日(月)午後11時〜18日(火)午前4時
ホームページアドレス:
内容:
- 広角レンズと超高感度ビデオによって、目で見える流れ星はだいたいとらえる
ことができます。(このシステムで、昨年のしし座流星群およびふたご座流星群
の撮影に成功しております)
- ビデオ映像をリアルタイムにインターネット上に中継します。
- しし座流星群の母彗星(流星物質をまき散らしているもとの彗星)はテンペル・
タットル彗星だといわれています。この彗星と地球の軌道交差は、11月17日
午後11時頃と予想されています。
- しし座流星群の輻射点は、午後11時30分ごろ東の空にのぼってきます。た
だし、当日は満月3日後の月がふたご座のあたりにあります。月明かりが明るい
ため観察の条件は良くありません。暗い流星はあまり写らないと思われます。
- 天候不良時は、録画映像(昨年のしし座流星群など)を中継します。
場所:
さじアストロパーク・佐治天文台
その他:
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