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ハッブル宇宙望遠鏡が中性子星をとらえる


【1997年9月25日 NASA STSci-PR97-32

中性子星 ハッブル宇宙望遠鏡は、みなみのかんむり座にある孤独で年老いた 中性子星をとらえた。中性子星は超新星爆発の際に生成され、 ひじょうな圧縮によって原子がつぶれ、原子核の陽子に電子が吸収されて 中性子だけになった星である。 これまでに、短時間でパルス状の電波の変化を繰り返すパルサーや、 X線連星の対の一つとして観測されてきた。 しかし今回撮影された中性子星はこのどちらでもなく、 単独の中性子星として世界ではじめて可視光でとらえることに成功した。 明るさは25等級と暗いが表面温度は120万度、 直径は28km以下と考えられている。また、電波のパルスが 観測されないことから、パルサーの年老いた姿と考えられ 年齢はおよそ100万年以上と考えられる。

http://oposite.stsci.edu/pubinfo/PR/97/32.html


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