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NGC 664 に2つの超新星が連続出現


【1997年 2月 3日 IAUC 6551, 2月 9日 IAUC 6557】
ホイップル天文台の P. Berlind と、ハーバード・スミソニアン・センターの P. Garnavich は、2月1.2日(UT)に1.2m望遠鏡で撮影したCCD画像から、 うお座の銀河NGC 664(14.0等、1.7′)に18.0等の超新星1997Wを発見した。

このNGC 664には、昨年11月30日に17.5等の超新星1996bwが出現しているのが 北京天文台のチームによって発見されている。 1996bwはまだ18.2等であり、現在は2つの超新星が並んで見えている。 それぞれの位置は、1996bw が赤経 1h43m44s.51、赤緯 +4 13'19".0、 1997W が赤経 1h43m44s.48、赤緯+4 13'17".1 (2000.0)と極めて接近している。

超新星は1つの銀河に数十年に1個の割合で出現すると言われている。 このように、ほぼ同時に2つ出現しているのが発見されることは珍しい。


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