11/17 しし座流星群が極大.

11/18 午前2時の空

 しし座γ星付近に放射点を持つ「しし座γ流星群」が極大をむかえます。この群の母彗星は33年の周期を持つテンペル・タットル彗星です。かつて、1966年にアメリカで1時間あたり数千個という大流星雨を降らせたほか、1964年と1965年には、日本で1時間あたり200個もの出現が観測された華々しい過去を持つ流星群で、大出現が予報された1998年にはヨーロッパで1時間あたり400個ほどの出現が見られました。日本でも多くの人が夜空を見上げ、たくさんの流星をたのしみました。
 また、1999年は11月18日午前2時(世界時)頃にピークを迎え、ヨーロッパを中心に1時間あたり数千個にものぼる大出現を見せました。日本では、大出現の時間が昼間であったことや天気に恵まれなかった地域が多かったせいで低調に終わりました。
 しし座流星群の流星は、明るいものが多く、痕を残すものが多いという特徴があります。今年は下弦前の月があって邪魔をしますが、いつ、突発的な出現があるか分かりませんので、注意しながら観測したいものです。.

2000年しし座流星群特集へのリンク


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