スクリプト作成のヒント

番組(スクリプトファイル)の作成と、ステラナビゲータで実行(再生)するには、次のようにします。

設定ファイルを素材にする

[ファイル]-[保存]コマンドで星図を設定ファイル(拡張子がSNS)に保存すると、そのときの星図の表示条件がすべてステラトークコマンドで、設定ファイルに記録されます。これを新しい番組の素材に利用することができます。

たとえば、番組の各シーンの星図を表示させ、それぞれ設定ファイルに記録しておきます。それらを連結して1つのスクリプトファイルに保存します、それぞれのシーンの区切りに「sleep」コマンドで数秒間の待ち時間を作るだけでも、スライドショーのように場面の切り替わる番組ができ上がります。

スクリプトを短くするヒント

2 番目のシーン以降の「Initialize Sky」コマンドの行を削除し、前のシーンと同じ設定内容の行も削除します。つまり、設定変更があったプロパティやコマンドの行だけを残すようにします。この措置で、スクリプトをコンパクトにし、表示にかかる時間も短くすることができます。

操作手順をスクリプトファイルに記録する

[記録]メニューの[記録]コマンドを実行してから、番組のシナリオにそって表示オプションの変更やモーションを実行します。

ひととおり操作してから[記録]-[停止]、[記録]-[記録の保存]コマンドで、ファイルに保存すると、操作手順がスクリプトファイルに保存されます。

これを素材にして、内容を編集すれば、番組を容易に作成できます。

スクリプトを編集するヒント

記録したスクリプトファイルには、番組に不要なスクリプトや、逆に不足しているスクリプトもあります。不要なものは整理し、不足しているものは[ファイル]-[保存]で作成した設定ファイルから移植するなどします。

特に番組の初期状態は、設定ファイルからコピーするのが簡単です。

また、モーションは終了日時を定義したスクリプトを追加します。

既存の番組を参考にする

ステラナビゲータの「プラネタリウム」や「星座ガイド」の番組も、ステラトークで構成されたスクリプトファイルです。ステラナビゲータのインストール先の「PLN」フォルダや「PRG」フォルダに、番組のSNS ファイルが収録されているので、これらを参考にしてください。

※「PLN」フォルダや「PRG」のファイルを書き換えてしまうと、「プラネタリウム」や「星座ガイド」が正しく実行されなくなります。ご注意ください。

スクリプトの実行

編集したスクリプトファイル(拡張子がSNS)を実行するには、ステラナビゲータの[ファイル]メニューの[開く]コマンドを使って読み込みます。ただちに番組が実行されます。