最新宇宙開発トピックス

2005年2月26日、日本のH-IIAロケット7号機が、鹿児島県種子島宇宙センターから打ち上げられた。搭載した衛星は運輸多目的衛星MTSAT-1R。赤道上空3万6000キロメートルの静止軌道上で航空管制や、ひまわり5号の後継機として気象観測を行う。日本では1年3か月ぶりの打上げだったが、世界各地の宇宙機関は惑星探査や科学衛星を次々と打上げ、さまざまな科学ミッションが行なっている。民間でも宇宙旅行を実現させるため「スペースシップワン」が、連続3回の飛行に成功した。「宇宙関連トピックス」では、こんなニュースに溢れたこの1年の世界の、そして日本の宇宙開発の動きを知ることができる

(※画像はクリックすると拡大表示します)
最新宇宙開発トピックス

最新宇宙開発トピックス

「最新トピックス全項目」

彗星探査機「スターダスト」がヴィルト2彗星へ接近/太陽系の起源を調べるヨーロッパの彗星探査機「ロゼッタ」発進/「はやぶさ」が地球スイングバイ、一路小惑星イトカワへ/宇宙に広がるクローバー、ソーラーセイル展開実験成功/太陽風を集めた「ジェネシス」のサンプル、空中キャッチに失敗/民間宇宙船が実現「スペースシップワン」宇宙へ/ガンマ線バーストの謎を追う「スウィスト」/X-43Aがスクラムジェットでマッハ10を達成/45年越しの計画がやっと実現「GP-B」打上げ/「スマート1」13か月以上かけて月へ到達/新型ヘビー級ロケット、打上げ成功/この夏、テンペル1彗星にディープインパクト/H-IIAロケット7号機、打上げ成功/リターン・トゥ・フライト、野口さんも準備OK/2006年の衛星打上げ予定


「宇宙に近づく第一歩(コラム)」 「宇宙に近づく第一歩(コラム)」

宇宙開発というと、国家が莫大な予算をつぎ込んで特別な人たちがやっているという印象があるが、宇宙飛行士になるだけが宇宙へ近づく唯一の方法ではない。コラム「宇宙に近づく第一歩」では、衛星のネームプレートに自分の名前を刻んで宇宙へ運んだり、水ロケットを飛ばしたり、夕空に人工衛星を見つけるといった身近な宇宙との関わり合いを話題にとした。