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ヘール-ボップ彗星が減光している!?


【1996年10月7日 AstroArts発】
早稲田大学の吉田誠一氏は、昨年7月から今年の9月までのヘール-ボップ彗星の 光度変化のグラフを公開した。それによると、今年の7月末まで順調に増光して きていたが、8月になると増光が止まり、9月になると逆に今までよりも暗く なってきているとのことだ。尚、これらの光度データは、日本国内の主な観測、及び Recent News and Observations に報告された観測の一部である。

ヘール-ボップ彗星は、来年春には-2等級まで明るくなり、史上最大級の大彗星と なると思われている彗星である。下のグラフ中の赤線は、予想されている光度変化 であるが、現在はそれよりも約0.5等ほど暗く観測されている。

※ このグラフは、Comet for Windowsによって作成されたものである。


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