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キトラ古墳の星宿図について、
「ラパン」が特集記事を掲載


【1998年6月8日】

天文考古学に役立つ、パソコン天文シミュレーション

「ラパン」7月号(ゼンリン刊)にて「キトラ古墳の星宿図」という特集記事が掲載された。その中で1300年前の星空の再現に、弊社製作の「ステラナビゲータ」が使用されている。記事中ではほかに、「日本書紀」に記録されているほうき星や流星雨についてもふれていて、その検証にも「ステラナビゲータ」の天文シミュレーションが使われ、星図(画面)が多数紹介されている。

雑誌[ラパン]とステラナビゲータ

このような歴史上に現れる天体現象の検証を「天文考古学」といい、今回の日本書紀のように、史料にほうき星の記述があれば、その彗星を特定したり、逆に、天文現象の発生時期から、史実の時期を推定したりすることができる。

有名なところでは、「明月記」に登場する超新星爆発や、ピラミッド等の天文遺跡(天文学的な方位に基づいて築かれた遺跡)に検証などに利用されている。

キリスト誕生の際、東方の三賢者を導いた「ベツレヘムの星」については、諸説があるので、実際にパソコンで当時の星図を表示して、あれこれ空想をめぐらせてみてはいかがだろうか。

 



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